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前割りのススメ

  • Day:2014.03.08 18:00
  • Cat:焼酎
お得意先から老松の焼酎を前割りして試飲してもらうという話をきいた。
前割りした焼酎は何にいれるのかな?と思っていた矢先に偶然にも
リサイクルショップでイタリア製のデカンタを見つけた。

EAU SELLETI と底にマークが入っており2リッターほど入る寸胴型のデカンタで
上部にコップで蓋をするようになっている。

見た瞬間にピンと来た。
量的にも外見的にもピッタシだ。価格は380円と驚く程安い。

DSC_0003.jpg

考えてみれば他の用途が思い浮かばない。
多分イタリア人はマグナムやそれ以上の大きな容器で買うワインを詰め替えるためでは
ないだろうか。あくまでも小生の推理だが・・・

3個買い求め、一個は上述の酒屋さんへ進呈した。一つは我が家で前割りを試す事にした。
それまでは湯割り専門で、水道水をポットで沸かし沸騰した湯を陶器のコップに入れ、
そこに焼酎を注ぐやり方。

このデカンタを使う時は、700mlの焼酎をメジャーカップで量り、天然水を同じく量り
400mlを加えて15度になるように調整し、後は一日置いておく。冬場なので10日程は
日持ちする。とはいえ一週間も持たずになくなるけど。
信楽焼の大振りのコップに注ぎ入れレンジで55度になるまで暖める。

それまでのお湯割りとは明らかに味が異なる。
口当たりがなめらかというか柔らかい味に変わった。
調べてみると事前にアルコールが馴染んでクライスターが細かくなると
あるので科学的にも理にかなっている。

鹿児島では、前割りが常識で、暖めた焼酎が黒チョカで出される店もある。
またちろりで暖めたりもする。年中前割りの湯割り派も多い。

小生は冬はほとんどビールは飲まない。日本酒は燗向きの特別純米酒が
好きだし、焼酎も湯割りだし、安物の赤ワインもレンジで温めて飲む。

早く良いも回るし体を冷やさない方が自分に合っている気がするので。





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ピスタチオに嵌まる

  • Day:2014.01.26 10:26
  • Cat:焼酎
最近のお気に入りはピスタチオ。
老松の金箔入り祝い酒や長龍の金箔入りなどを燗して飲む時に、
老松の焼酎、百年浪漫麦パックや閻魔の黒麹麦などを飲む時に、
そしてサンジョベーゼなど軽い赤ワインを飲む時に食べている。

もっぱら買うのは、メガドラックと呼ぶエバグリーンが多い。
というのも青山高原に向かう途中に桜井店があり立寄りやすいし、
ワンパック115g入りと量が多い割に3パックまとめ買いで880円と安い。
11月までは4パックで1000円だったので17%も値段が上がっている。
DSC_0002.jpg


原産は地中海沿岸。農耕文明の初期以来、この地に自生していた原種を
食用に栽培してきたものである。主な生産地はイラン、アメリカ、
トルコ、シリアなどであり、現在の生産量はイランが世界一である。
エバグリーンの品はアメリカ産とある。

熟した種子を殻果ごと焙煎し、塩味をつけたものを食用とする。
ピスタチオグリーンと呼ばれる緑色が残り、味は他のナッツ類と
異なる独特の風味があり、「ナッツの女王」とも呼ばれる。

また殻を割るパチンという音も心地よく、肴や茶請けとして用いられる。
ナッツとして食べる他に、緑色を活かして、ペーストにして製菓材料に用いたり、
ケーキやクッキーの飾りつけに用いたりする。
アイスクリームに混ぜ込むことも欧米では一般的。

生薬としては、種子を阿月渾子(あげつこんし)と称し、腎炎、肝炎、
胃炎などに有効とされる。

血中のLDLコレステロールを低減し、抗酸化物質を増やす作用もある。
一般にナッツの摂取は心血管疾患発症リスクを低下させることが知られている。
アーモンド、クルミ、ピスタチオの摂取は総コレステロール、
LDL-コレステロールを低下させることが報告されているが、
ピスタチオにおいては血圧降下作用も報告されている。

焼酎を飲みながらのピスタチオはまさに理にかなった飲み方なので
お勧めしたい。皮をむく手間があるのでその時間は焼酎が飲めないので
おのずとピッチも遅くなりそのうち酔いがまわってくるので飲み過ぎの
予防にもなる。

芋焼酎で試すと少し物足りなさを感じるし、重い赤ワインだと負けてしまうので
その時は肉やチーズなどのつまみを食べる事にしている。

ただむいた皮がゴミになるので、小さく砕いて菜園の滑り止めにバーク
代わりに撒こうかと思ったりもしている。
何かうまい使い道がないか思案中。

麦ロックはエルコーレがおすすめ

  • Day:2013.08.22 18:20
  • Cat:焼酎
老松の仕事をするようになって焼酎を飲む機会がぐっと増えた。
過去も焼酎のバイヤーの経験があるので飲んではきたが
今ほど真剣に効き酒をしてきたかというと疑問も残る。

というのは麦焼酎との比較になるからだ。
いいちこの20度だったり、なしかの20度だったりと特長が
見つけにくい同じ麦焼酎との比較となる。

それでも単一ではないので熟成酒とのブレンドの違いなど
微妙に差が出ている。

小生は、国際規格のテイスティンググラスで効きをする。
白ワイングラスでもいいと思う。香りと味を利き分けた後は
お湯割りで確認する。残った焼酎はブレンドしてロックや
水割りで飲んでしまう。

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写真は左からテイスティンググラス、中央は小鹿田で見つけた
柳瀬晴夫作の焼酎マグカップ、右端は天王寺のクロワッサンで
見つけたイタリア産のエルコーレ300cc小売り300円前後と
比較的安いし肉厚なのでたくさん入っているように思うし強度も強い。
業務用にも向いている。小鹿田焼は湯割り用、エルコーレはロックと水割りの撮影用。

こうした事を繰り返すので最近めっきり日本酒を飲む機会が減った。
最近のトレンドでは小さな蔵元の、無ろか生酒が好調らしい。
ブレンドも濾過もしておらず、中には微発泡酒もあり個性的でいい。
価格は720mlで1500円前後が多い。

この種の日本酒は断然白のワイングラスがいい。
ワインのように酒をまわすと香りが立ち特長が良くわかる。
最初は冷えているので香りも穏やかだが、温まるうちに
強く香りを感じるようになってくる。

酒肴はあまり必要とせず、小生はピスタチオをむきながら
飲むパターンが多い。剥いている時間は酒は口にしないので
ゆっくり飲む事ができる。
冷酒はピッチが早くなりがちで後でよく酔う。
二日酔いで翌日飲めないなんて悲劇は繰り返したくない。
休肝日なし、365日酔っぱらって早く寝る。

だから朝起きるのも早い。
お日様が昇る頃には動いている。

舞富名の花酒60度12年古酒

  • Day:2012.10.06 07:00
  • Cat:焼酎
焼酎のバイヤーをしていた頃に阿倍野の近鉄百貨店で九州・沖縄フェアがあり、
そこに蔵を任されている舞富名(まいふな)の実兄が試飲宣伝で行くのでぜひ会って
ほしいと連絡があった。

商談をし、最後に与那国(よなぐに))に行きますと言うと
「おせじで言う人は多いが実際に来た人はほとんどいない」と反論された。
ならば行ってやると意固地になって翌年に石垣、宮古、与那国と出張を組んだ。

与那国といえば「どなん」が有名。石垣から船で与那国に渡るのは難儀する、
ところから渡難(どなん)の名前がついたそうだ。
小生は味比べした3社の中では舞富名をとった。
現地で弟さんに案内され一晩お世話になった。
石垣島からの便で一日一便だけ。与那国の二日目は十六夜といって法事が
あり、大きな墓の前で酒盛りをし故人を偲ぶというのでご一緒した。
貴重な経験をさせてもらった。昼を過ぎると頭上を飛行機が飛び、
この機が石垣に折り返すというので飛行場まで送ってもらい帰途についた。

泡盛・焼酎などはハナタレ、バクダンという蒸留して最初に出てくる
度数の高い部分はECとの協議で43度までと決められている。
与那国島では冠婚葬祭用として80度近くの花酒を使う習慣が
あったので超法規的なはからいで焼酎ではなくスピリッツ類として
今も国内で唯一60度の原酒が認められている。それがこの花酒60度だ。
その許可を受けたのが舞富名の二代目、入波平毅氏。

まいふなとは沖縄の先島地方の方言で親孝行の意、世の多くの人が
この精神を持ち合わせれば未来永劫果報な社会が保たれる、
そんな願いが銘柄に託されている。

与那国舞富名花酒60度12年甕壷

沖縄で泡盛の蔵元を訪ねると甕壺をおいてあり古酒を作っているという。
しかも仏壇の下が貯蔵場所になっている。お祝い事があると開封して振舞う
という。子供が生まれた時に新酒を買い込み、成人になったら一緒に飲むと
いう家庭も多いときいた。

ならば自分もと60度の新酒を4升買い求め、後日宅急便で自宅に送ってもらった。
当時でも一本一万円近くしていた。床下で甕壺に入れて寝かせておいた。
2000年2月と日付を記している。
定年を迎え有志が送別会をしてくれるというので12年ぶりに床下から引っ張り
出して開けてみた。泡盛特有のカラメルを焦がしたような芳香が部屋に広がる。
色は新酒の時のままで透き通っている。
100mlのサンプル瓶を熱湯消毒し、泡盛を杓ですくい詰め替えた。
全部で4升だが半分ほど使った。特製のラベルも作りPP袋に入れ、
このブログのコピーをつけて渡すことにした。

現在の舞富名・花酒60度の10年古酒1800mlの市販価格は25000円なので100mlだと
一本2500円相当になる。皆が驚き、喜ぶ顔を見るのが今から楽しみだ。

沖縄サミット泡盛特集10撰

  • Day:2012.08.25 23:00
  • Cat:焼酎
一旦火がついた焼酎ブームはとどまるところを知らない。
東北は甲乙混合の大型容器が売れていたが、関東は
ほとんど焼酎を飲んでいなかった。

それがブームの影響で酒屋、居酒屋が置き出したので
品薄状態が続いた。

2000年にはサミットが沖縄で行われることになった。
さらなる泡盛ブームも予見されたので沖縄全県を
訪ね主要な焼酎メーカーの特約を取り付けた。

大阪には大正区という地区があり沖縄出身者が多く
住んでいる。沖縄料理の専門店もありそこでは泡盛が
古くから飲まれている。

ただこの地域の流通は特別で並行輸入品な安い泡盛が
横行していた。

泡盛沖縄サミット特集10撰

宮古島の菊乃露や石垣島の八重泉、与那国の舞富名など
離島の泡盛も品揃えして10撰のチラシを作った。
沖縄の地図を群青色の海に浮かべて、土地土地の泡盛を
プロットした。

この頃から南九州でもゴーヤの栽培が盛んになっており
その後夏の料理として各家庭でもゴーヤチャンプルなどが
登場するようになってきた。

また歌手の浜崎あゆみが疲れた時の補給として「もろみ酢」を
飲んでいるとテレビで語ったために市場のもろみ酢が消えるという
事態が生まれた。
酢といえば酢酸が主体なのでその酸っぱさが苦手な人は
多いようだ。その点もろみ酢の主成分はクエン産なので
レモンに似た酸味なので鼻をツンと刺激することもなく
すんなりと受け入れられたようだ。
とはいえブームは一過性に終わり一年もするとすっかり
忘れられてしまった感がある。

泡盛の一番好きな飲み方は水割りだ。黒麹による酸味があり
口中をさっぱりさせてくれる。二日酔いになりにくいとも
言われている。小生の限度は3(酒一合、ビール一本、
焼酎一杯)だが、泡盛だと5杯飲んでも堪えない。

泡盛の良さが発揮されるのは43度の古酒。
5年ものの古酒を国際規格のテイスティンググラスで
利いてみるとブランデーに似た甘い香りが漂う。
ぜひ一度試してみては。