FC2ブログ

栃の一枚板のテーブル

  • Day:2012.08.30 21:00
  • Cat:商い
京都美山に古民家を再生してお昼を食べさせくれるきむらという
店があるので連れて行ってとリンデンからの要望。

美山でちりめん山椒を製造している京和楽の取材もかねて
行くことにした。
最初は夫婦二人で行った。その話をしたら友達の奥さんが
行きたいというので2回行くことになった。

昔の広間で食事を頂き、囲炉裏のある部屋でお茶を戴いたりと
なかなか普段では味わえない雰囲気に癒されてきた。

そこへ行く途中に天然の一枚板でテーブルやカウンターを
作っているお店のデモショップがあり覗いたがあいにく
定休日。裏に工場があるらしく外から覗いてみると高そうな、
大きな一枚板がたくさん立てかけてあった。
店名を控え時間電話をしていこうとなった。
店の名はカモノセログという。

栃の一枚板のテーブル

半年もしないうちに堺店のカウンターを用意する
ことになったので再訪が実現した。
工場で最初に目に留まったのが、栃の一枚板。とくに東京では
人気がありよく使われているという。
幅90cm、長さ2mのもので38万円だという。

予算オーバーなので20万円くらいで・・・というと同じ栃でも
少し枝の部分が傷ついていびつなものならその値段でいいという。

カウンターを取り付ける位置に鉄骨の柱があるので切り落とせば
ぴったりと納まるのでその一枚板をお願いしてきた。

商談中も納品が決まった板を従業員がサンダーで磨いている。
音がうるさいのでヘッドフォンをしている。
一枚の板を仕上げるのに2時間から半日かかるそうだ。

同じように磨かれた栃のテーブルが届いた。
この板目の特長としてピカピカと光っている部分がある。
これが多いほど高くなるという。

現在は、八尾店で伝票書きや高齢者が買物待ちの時に
かけてもらっているが
「一枚板よね、こんなテーブル欲しいわ」と
いわれた時にしてやったりと思っている。
スポンサーサイト



浅利妙峰の仕事の流儀

  • Day:2012.08.27 22:00
  • Cat:商い
昨日NHKのNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で今話題の
塩麹の火付け役、浅利妙峰さんが特集されていた。

大分に300年続く麹屋として後を次ぐことになった彼女は
麹の衰退に頭を痛めていた。味噌や甘酒を手作りする時代には
麹屋が成り立っていただろうが現在はスーパーで買う時代、
麹を求める人は年々少なくなるばかりだっただろう。

そんな彼女は大分県の事業再生のプランに応募し麹屋の
建て直しに動いた。担当の人に自分では気づかない、
見落としている魅力が麹にあるのではないかと言われ
過去の文献を読み漁った。その時に本朝食鑑で見つけた
塩麹漬の文字にこれだと思ったそうだ。

それかというもの毎日塩麹と向き合い試作を繰り返して
独自のレシピを作り出した。麹を使った料理も1000種類を
超えているという。

そして塩麹教室を始めることなり料理研究家の数人が
彼女の指導の下レシピ本を出すようになり、マスコミも
彼女だちに目をつけ番組へと出演させた。

こうして2011年3月のはなまるマーケットを皮切りに
一大塩麹ブームが巻き起こった。関連した書籍は
40冊を超え、味噌や醤油のメーカーから多くの塩麹商品が
発売されることになった。

実はこのブームが起きる2年前に東京伊勢丹で入手した
パンフレットに浅利さんの店糀屋本店の塩麹が
紹介されていた。気に留めパンフを残してはいたが
購入まではしていなかった。

浅利さんの偉いところは一人勝ちだと長くは続かない。
地方でがんばる麹屋と一緒にこのブームを一過性のもの
にしたくないと、半ばあきらめかけている地方の麹屋に
出向き彼らが自ら行動するようにお手伝いをしている。
自己中心で自分さえよければという発想ではこの種の
動きは生まれてこない。見習わなければいけないところだ。

番組では6月23日の三重県伊賀市上野新町 中村麹店 
0595-21-1754の訪問も取材していた。

実はこの日に参加して浅利さんに麹ブームで恩恵を受けたことを
報告したかったが、薪ストーブの見積もりや石窯の基礎工事で
どうしても都合がつかずあきらめた。
行っていたらNHKの放送にも小生が登場していたかも知れない。

とかく何事も閉塞感がつきまとうご時世だが、
あきらめないことが新たな活路を見出すことになる。

2000年記念 馳走づくし北海道特集

  • Day:2012.08.25 21:00
  • Cat:商い
2000年という区切りの良い年に特別な企画をしたいという
思いにかられ馳走づくし特別企画まるごと北海道を実施した。

私が馳走づくしを担当する前にすでに馳走づくしは出来上がっていた。
お取り寄せを先駆けて実施したもので、千趣会の頒布会方式を
産直で行うもの。毎月2つの商品の中からお好きな一品を選んで
年間12回の品が自宅に届くというもの。

馳走づくし2000年北海道フェアー チラシ

りんごやじゃがいも朝採りスイートコーン、メロン、ハム、
アスパラ、カニなどなど。

今でこそお取り寄せは当たり前になったが、当時はまだ珍しく
人気があった。

すでにその頃は百貨店の催事で北海道フェアは春の目玉で
どこの百貨店でも必ず当る企画だった。

その後北海道が主体となって東京と大阪で年一回業者が
出向いてきてバイヤーのための試食商談会を行うように
なった。

2000年企画は生産者の顔写真を加えたいと考え、北海道へ
出張した。基点を帯広の北海道ホテルにし士幌町や
池田町、足寄町、清水町などの生産者を訪問し写真に
収め受注用のチラシに活用した。

その後移動で馳走づくしの担当からは離れたが、大名漬本舗を
担当するようになりスイーツのお取り寄せがブームになって
きたのを受けて北海道産の冷凍のスイーツを取り上げたり、
春先には北海道フェアーと題して10種類ほどの商品を
特集し集客の目玉とした。

カゴを使って米菓やお茶を魅せる

  • Day:2012.08.24 21:00
  • Cat:商い
奈良市の三条通りのお菓子やさんで大きなカゴを使って
米菓を山積みしているのに出会った。1袋だといくら、
3袋ならいくらとまとめると割安になるミックスマッチという
売り方で確か3袋で1000円だったと記憶している。

カゴに大量に積んでいるので否応なく目に留まる。
掛け声も元気がありよく売れていた。こうなると
一つだけ買うのは損をした気分になるので大半の人が
数種類の中から好みの3袋を探し始める。

そんな光景を目にした後で、京都の地下街を歩いていた時に
バック屋さんがリニューアルのためにバッグを入れていた
カゴを処分販売していた。足つきで一組5000円とあった。
すかさず2組買い求めお店の山田あられの陳列に使うことにした。

山田あられ陳列かご

案の定雰囲気がぴったりで狙い通り。お客様も感じがいいと
言ってついつい3袋を買ってしまうらしい。

嘉兵衛のお茶を売る時もふさわいいカゴがないか探していた。
旅行で兵庫県へキャンプに行った帰りに骨董屋さんの
店先に茶摘のカゴを売っているのを見つけた。
2000円と値段がついていた。これにも花台用の脚をつけ
目線に入る高さまで上げてそこにほうじ茶の200gと得用
500gを投げ入れた。

奈良市のくるみの木、平城の店では大きなザルカゴに嘉兵衛の
ほうじ茶を入れて販売している。もちろん輸入物ではなく
国産のきちんと編まれたカゴに。

ありきたりの棚や段ボール箱だと安さが前面に出てくるが
専門店の陳列は一工夫も二工夫も必要だ。
この什器がいいねと言ってもらえれば商品の価値は伝わり
定価で商品が売れていく。

大名漬本舗の奈良絵

  • Day:2012.07.27 21:00
  • Cat:商い
大名漬のギフトの絵柄に最初に思いついたのが
若草山の絵柄。重なる山の稜線をイラストで起こして
もらってデザインをした。

ある日赤膚焼きの写真が目に留まり絵柄に惹かれた。
調べてみると奈良に伝わる伝統的な絵柄の一つ、
「奈良絵」とあった。赤膚焼は高すぎて手がでないので
奈良市の三条通りにある池田含香堂の奈良扇を
手本に、かわいらしい鹿や一の鳥居、燈篭などを
寿製版に頼んでイラストにしてもらった。

池田含香堂の奈良扇

この絵柄が女性人に好評で包装紙や手提袋などに
広がっていき、いまや大名漬本舗を代表するデザインと
なっている。

春日野に遊ぶ親子鹿や一の鳥居、燈篭、官人など、
古都奈良の 風物や人物を素朴なタッチで描いた
奈良絵は、奈良の陶器、 赤膚焼や三条通りの
池田含香堂の奈良扇などの絵柄として
現在でも時々見ることができます。

その由来については、諸説が ありますが、
大和郡山城主の家老「柳里恭」により因果経の教えを
絵で説明したものを赤膚の器等に合うよう図案化
されたもので 源流は、東大寺大仏殿の銅座の
蓮弁図にあるとも言われています。

奈良絵は室町から江戸時代にかけて絵本や
絵巻物の挿絵として 描かれた絵画のことです。

一説には興福寺などの絵仏師の作と
伝わっています。明るい彩色の素朴な作風を
特色とし、上下二本の 線の中に人形や家が
描かれているものが多く、奈良の風景や鹿、
昔の物語などといった、ノスタルジーあふれる
紋様が組み入れら れています。
どことなく見る人をホッとさせる愛くるしさを
持っています。