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文の助茶屋の甘酒

  • Day:2011.08.30 21:00
  • Cat:料理
文の助茶屋 本店」
「ここにいたら、面白い話いっぱいあるよ~」と笑う
おかみさんは、この茶屋で本当たくさんの人々と
触れ合ってこられたのでしょう。

まあ、まずは何も入れずにそのまま飲んでください。
言われるがまま甘酒を一口頂いた。
おかみさんは「甘酒は自然のものだから」と。
原料は米と米麹だけ。砂糖を使わず、米と米麹でつくる、
昔ながらの手作りの味を守っている。
そのため、量はあまりできないという。

「ここだけの話ね、お米のおいしいときは甘酒もおいしいの!
だから不作と聞くと心配になるのよ。」なるほど。
お米のできにも左右されるという訳がわかる。

文の助茶屋の甘酒
まず、一口飲んで、それからしょうがをひとかけいれると、
みなさん「んーーーーー」っていいますね。
と促されるがまま、しょうがを入れ、一本のお箸でくるくると混ぜる。

甘酒は一本はしをつけている。
「これにも訳があってね。昔から”中風のおまじない”と
いわれているのよ。」とおかみさん。
(※中風とは、現代医学の脳出血・脳梗塞(こうそく)全体のことで、
中風にならないおまじないという意味。)

面白いのが、よく、甘酒とおぜんざいを一緒に頼まれた方に、
甘酒用に1本のおはしをつけているんだけど、おぜんざいに
つけているお箸2本を使ってしまって、あれ?!
残り1本しかない!「1本ないよ~」っていう笑い話も。

しょうがをいれて、さらに一口。
思わず、「おーーー。」
(おかみさんほらね、といわんばかりに嬉しそう)
なるほど。
しょうがが加わることで、風味がぐんと生きてきた。

文の助茶屋の始まりは、明治末期。人情ばなしの落語家、
「曽呂利新左衛門」の門弟二代目「桂文之助」が、境内に
長年愛用した扇子を納めた扇塚を建てたのが所以。

初代が「落語を引退したら甘酒屋をやりたい」と言っていた、
その思いを引き継ぎ、甘酒茶屋を始め、甘酒一筋に生きた。
その後、人呼びで「文の助茶屋」となり、
東山界隈を散策する旅人で賑わったそうです。

甘酒屋はその当時、近隣だけでも数10軒あったとか。
今では、冬の飲み物というイメージが強いが、夏は
お腹が冷えるので、という理由で、当時は温かい甘酒を
夏に飲んだとか。
今では夏は“冷やし甘酒“を出しているそうです。

昔は女の人はお酒があまり飲めなかった。尼さんでも
飲める酒ということで、「尼酒」→「甘酒」になったとう説も。

15年程前に、扇塚のある創業地にほど近い、現在の八坂の塔の
東側に移ってきたということだが、お店をじっくり見させて
いただいても、新しいと気づかないほど、歴史を感じさせる
佇まいに驚いた。というのも、今のおかみさんが、
「初代の心を大切にしよう」ということで、佇まいも昔を
再現したからだとききました。
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レンジで蒸す冷凍大村寿司

  • Day:2011.08.28 21:00
  • Cat:料理
いつしか大名漬では2月の催事は雛祭りと決まっていった。
というのも売れ筋商品の一つに福岡県の篠崎という会社が
作っている国菊の甘酒を昔から販売していたからです。

本来雛祭りは白酒を用意するのが慣わしですが、女子や
子供にはアルコール入りは不向きで、白酒に良く似た
甘酒がおすすめなわけです。

甘酒というとお酒の一種でアルコールが入っていると
勘違いする向きも多いですが、麹で作る甘酒は麹の糖化作用を
利用したもので発酵はしませんのでアルコール分は0%です。

ただ酒粕から作る甘酒には酒粕にアルコール分が含まれて
いますので車を運転する人にとっては注意が必要です。

その白酒と一緒に紹介したのが長崎県大村市の郷土料理、
大村寿司です。大学4年間は佐世保市で過ごしましたが
その時は大村寿司に出逢うことはありませんでした。

長龍の仕事をするようになってから初めて口にする
機会に恵まれました。時の上司の昔部下だった人が
長崎県の黎明という酒造会社のご子息だったらしく、
今度長崎の波佐見焼に行くから一緒に飲もうということに
なって商談が終わった後にお昼を一緒にすることになりました。

それが大村空港近くの料亭「梅ヶ枝荘」でした。
お酒を戴いた〆が大村寿司で、目の前で木枠に収まった押し
寿司を切り分けてお皿に盛り付けて頂きました。

梅ヶ枝荘は、大村藩の台所番として仕え、明治27年に玖島城内に
料亭・梅ヶ枝荘を創業。人気メニューのひとつ、玖島城
大村ずしは一子相伝の味つけで、ソフト感が特長の合わせ酢、
厳選した新鮮な具材、ほのかな甘さの錦糸たまごなど
配した押し寿司。

玖島城跡の大村公園は桜と花菖蒲の名所として、知られ、
大村ずしのその鮮やかな彩りが、桜や花菖蒲のイメージとも
重なり今では花見弁当やお祝いの料理として欠かせない
ものとなっているそうです。

20年ほど経った時に偶然通販会社のパンフレットに
冷凍の大村寿司を見つけ早速に取り扱いの打診をしました。

雛祭り前は大量の注文が入り作りきれないので、できれば
早めにオーダーしてほしいという条件つきで100パックほど
仕入れすることができました。
写真は、お店で提供している大村寿司のセットと冷凍寿司。
祇園本舗の冷凍大村寿司


それまでは京都の顔見世というブランドのちらし寿司の素を
紹介していましたが、中には炊きたてご飯に混ぜるだけでも
面倒だという人もいたりして、それならレンジでチンする
だけだったら買ってもらえるだろうと考えました。

これが的中して、特におばあさんが孫たちのために雛祭りに
プレゼントするというのでその後も2月だけの取り寄せで
売れ続けています。

蓋をしたままレンジで5分間チンし、後は常温になるまで
置いておくだけ。つまりレンジで蒸すという作業を
食べる寸前にすることで作りたての押し寿司が味わえる
というのには最初食べる時は感動的ですらあります。

五島列島ひふみ漬は、おばあちゃんに大人気

  • Day:2011.08.26 21:00
  • Cat:料理
お店での催事は桜の開花に合わせたように、
春先は、鹿児島や熊本、長崎などを特集し、

秋は紅葉の前線に合わせて、北海道、東北、
新潟などの商品をスポットで扱うなど
百貨店の催事をわずか12坪の小さな店に持ち込んだ
そんなイベントを5年ほどやっていました。

お客様の大半が主婦だったこともあり
「わざわざ百貨店に行かなくとも、
珍しいものが買えて楽しい」とすこぶる評判でした。

その長崎での催事に採用したのがひふみ漬。

五島列島のひふみ漬

写真は、ひふみ漬をUFOかそろばんの玉なのか、
たいへんユニークな形をした小鉢で撮影してみました。
器の作者は、タルホ窯の溝端雅子さん。
漬物がひふみ漬で、一般に言うはりはり漬の一種。
丸窓は永尾さんの大根畑とご夫婦です。

ひふみ漬は今から15年前に長崎の五島列島、福江島で
生まれた比較的新しい漬物です。

当事は全国各地でご婦人達により地元の食材を使った
加工食品の開発が盛んな時で、五島列島でもいくつかの
グループが生まれました。今で言う地産地消の
はしりです。

そのリーダーのお一人が「永尾オキ子」さんで、
麦みそやカンコロ餅、それにひふみ漬などを
作っていました。

きっかけはJAに出品した「ひふみ漬け」が金賞を
受賞したことだそうです。

本人も「まさか自分が金賞だなんて」と驚いたそうです。

それから自信がついてきて地元のスーパーやお土産物店で
販売するようになっていきました。

当店では10年前に「長崎フェア」で初登場。
お客様の評判も良くそれ以来定番商品となりました。

遠路はるばる五島列島の福江市まで永尾さん
を取材するために行ってきました。

大根を植えて収穫し、切り干し大根に加工、しょう油漬の
作業、それに唐辛子まで全ての工程をご夫婦二人で
やっておられます。
夏場の原料の保管に保冷庫に入れてみたり、品質の保持、
向上に余念がありません。

当然作る数量も限られており地元長崎以外で販売して
いたのは当店だけでした。

パリパリとして歯切れよく、昆布の粘りと旨みのある
漬物はついつい手が出る「おばあちゃんに大人気」の
お漬物でした。

醤油発祥の地、湯浅に伝わる金山寺味噌

  • Day:2011.08.23 21:00
  • Cat:料理
昨日、和歌山の友人から頂いた「金山寺みそ」は
格別の味がした。友人は和歌山県の岩出に在があるが、
たまたま有田郡湯浅町に行った際に、金山寺みその
発祥の地にあるお店でおみやげとして、買ったそうである。
金山寺味噌と言うと、まずは「もろきゅう」を思い出すが、
この味噌は味噌らしくなく、暖かいご飯やサラダ、
はたまたお餅と一緒に食べるのも美味しい。
人によって食べ方は違うのは当然であるが何にでも
マッチすると思う。

湯浅の金山寺味噌

金山寺味噌は、正嘉2年(1258年)宋の時代中国の
江蘇省鎮江市にある禅寺の金山寺から、法燈国師覚心が、
味噌の製法を持ち帰り由良の興国寺で一般に伝授したのが
始まり。また、隣町の湯浅の水が味噌を作るのに適して
いたため、すぐにその製法が広まった。

しかし、宋と比べて温度の高い日本では、桶底に液汁が
たまって、処分に困った。
ところが試しに、そのつゆを舐めてみたところ美味だった
ので、そのタマリを売り歩いたのが、日本の醤油の始まり
どといわれている。この湯浅醤油が商品化されたのは
室町時代頃からだといわれている。

米、麦、大豆を糀として、瓜・茄子・生姜・しそ等の
野菜を加え熟成させたもので、発酵醸造食品として麹菌を
使った味噌の効用が体に良く、その上野菜がバランスよく
配合され、特に瓜の繊維質、生姜・紫草の香辛料としての
役割も見逃せない。温かい御飯にのせてもよく、胡瓜・
レタス等の野菜に添えてもよく、お酒の肴に、ビールの友に、
また、脂の強い魚に添えると臭いが消えるという。

大吟醸におすすめ江戸切子

  • Day:2011.08.22 21:00
  • Cat:工芸
酒器で酒の味が変わる。
一升一万円もする大吟醸は、やはりいい器で味わいたい。
そんな高級酒が手に入ったらおすすめな器がこれ。

江戸切子-尾島信夫作

江戸切子のペアグラス。
2個セットで10000円の品。

作ったのは、葛飾区伝統工芸士の尾島信夫(おじまのぶお)氏
尾島さんは昭和9年江東区深川生れ。
昭和25年当時第一人者の小林菊一郎氏に師事。
昭和35年切子職人である父親を継ぎ西新小岩にて独立、
長男を3代目として育て上げ、後継者育成に尽力する。

江戸切子を創始したのは、加賀屋久兵衛という人物で、
久兵衛はビードロ製造技法の先進地であった大阪で学んだ後
江戸にもどり小伝馬町でビードロ屋を開業。
眼鏡や温度計、比重計などを製造販売していた。
1834年、オランダ貿易で輸入される英国製のカットグラスを
自ら作ってみようと考え、金剛砂を用いてガラスの表面に
彫刻したのが江戸切子の始まりといわれています。

1853年にペリーが来航した時は加賀屋の献上した切子の
硝子瓶を見て、その技術の高さに驚嘆したと伝えられます。

切子の手法とは、クリスタルガラスに色付けされた
瑠璃色や赤の表面表面に金盤や砥石を用いてさまざまな
模様をカットする技法です。アールヌーヴォー調の
サンドブラストが、砂を風圧で削るのと手法が異なります。

近年100円ショップなどでも類似の商品が販売されていますが、
削ったエッジのシャープさは手作りならではのもので
一目でその違いがわかります。

切子の模様は、菊や麻の葉などの植物を図案化したもののほか、
篭目(かごめ)、矢来(やらい)、格子(こうし)といった
江戸の生活用品に題材をとったものが多いようです。

日に日に進化する、フリーズドライ味噌汁

  • Day:2011.08.22 21:00
  • Cat:料理
最初にフリーズドライの味噌汁に出会ったのが白菊屋さん。
高槻にある酒屋さんで地酒や後の焼酎ブームではこだわりの
地焼酎などを数多く品揃えしているお店だった。
長龍の企画を担当していた時に、オリジナルのお酒の話があり
お店を営業と訪問した時に恐縮にもお昼にお弁当をご馳走する
ことになった。
その時に一緒に出されたのが一食づつ個別包装に入った
フリーズドライの味噌汁だった。

それまで顆粒といえば青森のかねさのひいふうみそ汁つがる
いう商品で、缶に入った顆粒の味噌をスプーンですくって
お湯を注ぐ味噌しか知らなかったので目から鱗状態だった。

予断ながら白菊屋さんのお酒は柏樹子(はくじゅし)といい
2011年のミシュラン3つ星に選ばれた吹田市の柏屋「嘉翆庵」のために
作られた純米吟醸酒。ご主人で料理長の松尾英明氏は
大学で理論物理学を学び、卒業後料理人になるという変わった
経歴の持ち主。二十歳で茶道に出会い、招福楼で当時の主人、
中村秀太郎氏に師事、3年の修行の後、平成5年より柏屋で
料理長を務めている。

その後出会ったのがコスモス食品のたまごスープで、
お湯を注ぐと溶き卵が固まる時のような黄色い卵の
花びらが広がっていきおいしそうな香りが立ち上がる。
その後淡路産のためねぎをこんがりローストした
オニオンスープに出会い再びその味のおいしさに感動。

だんだんと種類も増え行き着いたところがアマノフーズ
この会社はこの分野でのトップメーカーで沢山の種類の
スープを発売している。

アマノフーズくずし豆腐

中でも小生が感動したのが写真の「くずし豆腐」という商品。
ブロックの中心に乾燥した大きな豆腐があり、そこにお湯を
注ぐとまるで火を止めた後に絹ごし豆腐を加えた、あの
状態の味噌汁が出来上がる。

意識しなければ普通じゃんと思うかも知れないが、
豆腐を乾燥させる技術には驚かされるし感心させられる。
きっと高度な技術が要求されるはずだ。

この分野はどんどん進化し、具がより大きく、戻した時も
生の素材に近づけることに鎬を削っている。

新ジャガのビシソワーズ

  • Day:2011.08.15 21:00
  • Cat:料理
新ジャガのビシソワーズ



新ジャガを使ったスープ。冷蔵庫でよく冷やして
翌日の朝に召し上がるのがおすすめ。

牛乳を入れないほうが新ジャガの
爽やかな香りが伝わっておすすめ。

焼酎の漬け梅 こりゃうめえや

  • Day:2011.08.14 09:00
  • Cat:料理
毎年5月になると焼酎の特売策を企画していた。
手作り用の梅酒や梅シロップを大量陳列して
販売してもらうためのもの。
メインは宝酒造の果実酒用35度と氷砂糖。
この35度の焼酎は甲類に分類され一大焼酎ブームを
巻き起こした乙類とは異なる。ちなみに乙類の焼酎を
本格焼酎と呼んでいる。
予断だが両方をブレンドしている甲乙混合というのも
あり、かのかなどがそれである。

果実酒といえばなんの果実を連想しますか?
春のいちご、さくらんぼ、夏のあんず、ブルーベリー、
パイナップル、桃、秋のりんご、柿、花梨、
冬の柚子、きんかんなど。
果物の中で唯一禁止されているのがぶどう。
これはワインを保護するための酒税確保のための
国の政策で密造すると警察に捕まるので注意しよう。

これらの中でポピュラーなのは、梅酒でしょう。
小生の通勤途上の駅、近鉄南大阪線駒ヶ谷駅前に
大きな看板を掲げているチョーヤがウメッシュという
梅酒を炭酸水で割った缶入がチューハイブームにのり
一気に全国ブランドの仲間入りをしたのはまだ
最近の事。

チョーヤ梅酒の漬け梅こりゃうめえや

この梅酒を漬け込んだ後に残るのが漬け梅だ。
氷砂糖が染み込んだ甘酸っぱい緑色の梅は
お茶請けにボリボリと噛むと疲れた体を
クエン酸がほぐしてくれる。中にはこの梅が
ないと生きていけないとまとめ買いをする
若い女性もいるほど。

業務用は1kgと大きいのでフードパックに小分けして
販売しようと企画したのがその名も
「こりゃうめえや」というもの。容器代や手詰めの
作業賃などが高くついて割高になったため
あまり売れず3年ほどで販売中止の憂き目にあったが
我ながらいいネーミングだと気に入っている。

もしかしてと先読みすることが大切 交通事故防止

  • Day:2011.08.11 21:00
  • Cat:生活
あまり触れたくないテーマだが、これだけ車が増えると
どうしても避けて通れないことだと思う。

自分自身では、会社に入って一年目の時に初めて
それらしきことに遭遇。
奈良市の学園前地区の住宅で酒屋の丁稚小僧として
修行見習をしていた時の事。

ライトバンをバックしていたら、ガツンと駐車中の乗用車に
追突。時の責任者のM氏に付き添ってもらい、先方のご主人に
謝りにいってもらった。

2回目は今の住まい、大和高田市の住宅地から高田バイパスに
乗る交差点でのこと。
自分は信号が青に変わったので交差点に入ったのに、
左から乗用車が進入してきて追突。
幸い怪我もなく警察に届けを出して会社の保険で処理。

それからと言うもの事故は起こしてなかったが、
子供たちが育つにつれ時として事故に遭遇。

自転車に乗った次男が塾からの帰りに信号のない交差点で
軽自動車に軽く追突、たいした怪我もなかったので
示談ですます。
2回ほど相手の奥さんが自宅に訪問。
最後は誓約書なるものに『後遺症が出ても一切
クレームをつけません』なる署名捺印して一件略着。

次は長男がバイトからの帰りに日産のマーチで運転していて、
コンビニの駐車場から出てきた女性が運転する車におかま。
相手の女性は携帯電話に事故ったといいながら車から出てきた
という。
マーチは全部がへっこみ年数も経っていたので保険で今の
ロゴに乗り換えることに。

そして本日。今度は次男が。新庄町の交差点で信号の変わり
鼻に、相手が黄から赤にさしかかって右折、次男は青になった
ので発信したらバイクの正面から相手の右前方車輪のところに
突き刺さる。転倒もせず怪我はひざ小僧のあたりが少し
青じんだ程度。これも保険で修理するつもり。

運転経験が増えるとともに事故は減るがなくなることはない。
私はもしかしてとシミュレーションを描きながら安全運転に
いつも努めている。
おかげで大きな人身事故に会わず精神的にも落ち込む程の
経験はしたことはない。

酸いも甘いも嗅ぎわける匠

  • Day:2011.08.08 21:00
  • Cat:商い
奈良漬一筋三十有余年。M氏は白瓜の酸いも甘いも
嗅ぎわける匠です。
「ちょっとのことでショッパイと戻ってきたりすると
がっかりしますね。でも大名漬の味を一番良く知っているのは
毎日召し上がっているお客様ですから。」

M氏は22歳で奈良漬の製造にかかわり、すでに30有余年
この道一筋に生きてきた男です。
その熟練の彼でさえ瓜のできばえや酒粕の熟成具合、
漬け込みの期間、蔵の温度などによって異なる味わいに
仕上がってくる奈良漬に手を焼くという。

『Mさんにとって理想の奈良漬とは?』
「瓜だとやはり歯応えでしょ。シャキシャキとして歯切れがよく
あとに皮の硬さが残らない瓜。色は透明感のあるべっ甲色で
芳しい香りと甘みを感じさせる深いコク味ですね。」

べっ甲色の奈良漬・瓜

『良くない奈良漬とは?』
「漬かり足りなくてもダメだし、漬かりすぎてもダメ、ですかね。
漬かり足りないと、色はきれいな琥珀色で一見美味しそうに
見えますが塩味が勝ってしまって辛すぎてダメ。
漬かりすぎは塩味は引いてちょうどの甘さですが、砂糖を
焦がしたような香りがしてやはり食べづらい。
年間の出荷予定を細かくチェックして計画通りに出荷するように
心がけています。それが一番ですね。」

『お客様へのご要望があれば、』
「中には気持ち悪いからと言って洗って食べるという方が時々
いらっしゃいますが残念なことです。
酒粕にはアルコール分が約8%含まれていますから、殺菌効果も
あり拭い取ってもらうだけで十分です。
水道水で洗うと残った時の痛みが早いんです。
また全部食べきれない時は酒粕に戻して密閉容器に入れてもらえば
常温でも日保ちしますし、冷蔵庫に入れればもっと長持ちします。
酒粕を捨ててしまうという人も結構多い。
酒粕には最近になって成人病を予防したりアレルギー体質の改善に
役立ったりと効能が話題になっています。
胡瓜の粕和えや魚を粕漬けにしたりとぜひ使い切ってほしいですね。」

最後に一言。
「ここ数年瓜の不作やら酒粕が減産になったりと環境は厳しい
ものがありますが、いつもと変わらぬ大名漬をお届けすべく
日夜努力しておりますのでどうぞ奈良漬なら春日大名漬と引き続き
ご指名ください。」

ドラム缶焼却炉

伐採が終わった後には大量の枝と松葉などが残りました。
多い部分は何重にも重なりあって。

パソコンのマウスしか持ったことがない小生が斧や
チェーンソーを使ってそれらの木々を切りながら、薪として
残す部分と燃やしてしまう部分とに分けていきます。

最初はブロックとレンガで斜面に簡単な炉を作り燃やして
いましたが強風の時など延焼するのも怖くドラム缶焼却炉を
農業屋で買いました。費用は一万円ほど。
doramukan-pake.jpg

下部に灰を掻き出すドア付の窓、天部は半月状態に
切り落とした木々の投入口、そして煙突からできています。

ドラム缶は「リサイクル品 燃やすと銀メッキは剥がれます」
と注意書がありました。
確かに3度ほど使ううちに銀は燃え尽き下から
中南米の国の名前や薬品の名前などが読み取れました。

このドラム缶焼却炉には助けられました。
伐採が終わってから延べ14日間もの間、朝は5時から夕方暗く
なるまで燃え続けてくれました。

燃やすにもコツがあることが段々わかってきました。
灰を取り出す窓を全快にし空気を取り込む。中で木々が
重ならないように組みながら燃やすと勢い良く燃えてくれます。

さらに投げ込み口に中くらいの枝を横の支えに置き、その上に
燃やしたい薪を並べて中からの熱と炎で乾燥させながら木々を燃やす。

火の勢いが強くなると支えの横木が燃え落ちて全部の木々が
ドラム缶の中に崩れ落ちて燃え続けてくれる。
この繰り返しで延々150時間近くかかって燃やす対象の木々が
なくなりました。

小枝は残しておいてチップにしてブルーベリーの間に
保湿と保温で使うと本には書いてありましたが、置いておく
場所もなくチップにする時間もなく燃やしてしまいました。

自宅から通いで青山高原へ行ってましたので火の後始末は
十二分にしたつもりですが時々夜中に本当に火が消えて
大丈夫なのか心配になったりしました。

次行った時は真っ先にドラム缶がそのままであることを
確認してホッとするという事を繰り返しました。

ドラム缶焼却炉くん、ありがとう。
そしてご苦労さんでした。

大名漬本舗の花だより 春日大社万灯夜

  • Day:2011.08.05 22:00
  • Cat:写真
春日大社 万灯夜

春日大社の境内3000基にも及ぶ燈籠は、800年前の昔から今に至るまで、
全国から奉納されたもので、8月14・15両日の夜と2月の節分の2回、
全ての燈籠に火が入れられます。石燈籠が整然と並ぶ二の鳥居から
神苑付近、そして釣燈籠が行儀よく並ぶ朱塗の
回廊などは、まるで王朝絵巻を見るようです。

大名漬本舗の花だより 明日香の小川

  • Day:2011.08.05 20:00
  • Cat:写真
飛鳥の稲淵に広がる棚田の一部。山間からの小川が流れて
昔と変わらない自然美を見せてくれています。

明日香 稲淵の小川

甘酒を授けられる「京都・わら天神さん」

  • Day:2011.08.04 21:00
  • Cat:商い
場所は京都。金閣寺の少し下がったところ。
「わら天神さん」または「はら帯の天神」と呼ばれ、
正式名は“敷地神社”。
古くから京都を代表する安産・子授け祈願の神社として
有名だそうです。
創建は最初の記録がある828年以前とされる。
1397年、足利義満が金閣を造営するときに現在地に
移転したとか。

取材に訪れた日も、お腹の大きな妊婦さんが、家族と
、母と、旦那さんと、といった感じでたくさん訪れていました。
安産の祈願は、まず五ヶ月目に腹帯をもらいに行き、
その時、神社の方が次の参拝日になる九ヶ月九日目
(ここのつきのここのか)を算出してくれます。この日に
お詣りすると、お乳がよく出るようにと甘酒が授けられ、
出産予定日の前後15日間に毎朝ご祈祷をしてくれるそうです。
九ヶ月の九日とは九(苦)を重ねることで、出産が楽になると
いう言い伝えから。

そしてその後、初参り。生まれて1ヶ月の赤ちゃんが、
“健やかに育ちますように”というお祈りをします。
なぜ甘酒の包みを授けるのか?

宮司さんによれば、“母乳が良く出るという、昔からの言い伝え、
信仰で。”とのこと。

甘酒の成分は、ブドウ糖が20%を超えています。それと不可欠な
ビタミン類などが豊富に含まれています。甘いものが貴重な時代、
これから子どもを育てる母親にとっては貴重な栄養源だったの
かもしれません。

甘酒の素になる米を蒸したものと、麹を混ぜたもの。一握りほどの
発酵した米粒←いわゆる米麹。飲み方は、水200ccほどを、砂糖と
一緒に沸かし、9ヶ月、9日目に飲むそうです。

ちなみに、ここの安産祈願の御符は、稲のわらでできていて、
このわらに節があれば男の子、節がなければ女の子が生まれるとか!

祭神のコノハナサクヤヒメノミコト(木華咲耶姫尊)は、ニニギノ
ミコトの妃となって一夜で懐妊。3人の子を次々と出産した、
と神話に残る。

さすがは安産祈願の神社。長いこと赤ちゃんに恵まれなかった方が、
ご祈祷していただいて、子宝に恵まれたということで感謝を受ける
こともしばしばあるとのこと。

京都わら天神 よだれかけ スタイ

安産の神様らしく、本堂の御賽銭箱の後ろには、無事に出産できた
お礼と言うことでメッセージの書かれた赤ちゃんの前掛けが
いっぱいありました。

これはいつしか誰かが、“お礼に”とメッセージを書いたよだれか
を(今風にいえばスタイ)をかけ始め、それが続いているのだとか。

“元気に生まれてきてくれてありがとう”
母の喜び、感謝、わが子への愛情などが伝わってきてじーんときました。


「わら天神さん」
住所:京都府京都市北区衣笠天神森町
電話番号:075-461-7676 参拝時間:午前8時30分~午後5時
京福北野線北野白梅町駅より徒歩15分。
または京都駅より市バスで30分、わら天神前バス停より徒歩5分です。

鯨の軟骨の粕漬け玄海漬

  • Day:2011.08.03 09:00
  • Cat:料理
メインの商品が奈良漬だったので全国の粕漬けは
ほとんどチェックした。
北海道いかの粕漬け、福島の鮭の紅葉漬、
新潟の鮭・鱈子・筋子が詰まった三色漬、静岡のわさび漬け、
山形の民田茄子のからし漬け、石川県美川町のふぐの子
糠漬け・粕漬け三浦三崎のまぐろ粕漬けなどなど。
どちらかというとおかずよりも日本酒の肴や珍味が
多いのが粕漬け。
鯨の軟骨の粕漬け玄海漬


そんな珍味の一つで、鯨の上あごの軟骨を細く削って精製し、
調味粕に漬け込んだ珍味が佐賀の唐津に昔から伝わる
玄海漬です。同じ製品でも松浦漬と呼ぶ品もあります。
甘く、時としてピリッと辛味を感じる酒粕の中から
透明な軟骨の短冊が現れコリコリと噛みながら
食べすすむ。

九州フェアーの中に一度だけ玄海漬を加えたことがあった。
個性的な商品なので数量も少しだけに絞って発注した。
何人かはこれがお目当てで来店し懐かしいという人もいた。

古くから玄界灘で作られていた伝統食品ですが、
大変珍しくなり、今では数社でしか作られていません。

酒粕といえば、板状になったものか巾着袋に入った
バラ粕しかお目にかかったことがない人は
ペースト状になったものは水で溶いたと思うのでしょうか?
重みをかけて常温で数ヶ月置いておくだけで柔らかく
ペースト状になります。それに甘みや辛味を加えて
粕漬けに使用して行くわけです。

酒粕は日本酒の副産物ですから品質が一定しません。
一般的には色が白く、水分がしっとりと残っている
ものが良いとされています。

また酒粕には栄養分がたくさん含まれています。
今流行の麹も酵母もアルコール分も残っています。
これらの有効な成分は成人病の予防に有効だということも
証明されています。

適量の日本酒をチビチビなめながら、酒粕を口にする。
5年は長生きした気分になり、ほろ酔いになったら
昼寝をするとしよう。

原料の8割は胚芽、幼児におすすめふりかけ玄源

  • Day:2011.08.01 09:00
  • Cat:料理
毎年2月の初旬に開かれる東京スーパーマーケットトレードショーに
数年行く機会に恵まれた。全国から食品メーカーや設備メーカーなどが
出店し、買い手側(バイヤー)も全国から来場する。
その目的だけで行くのは出張旅費がもったいないので、必ず
首都圏の繁盛店や新店も見学にいくことにしていた。

マクロビオティックが取り上げられるようになってきた頃に
福っくら御膳の雑穀米や無添加の甘酒、柚子茶、有機ほうじ茶など
の品揃えを強化しようと考え選んできた品のひとつが、
写真のふりかけ玄源
東リョーのふりかけ玄源

新鮮な原料の玄米胚芽粒80%に、ごま、のり、クロレラエキス、
鰹節等で調味して、よく炒りあげたおいしいふりかけです。
玄米胚芽は、お米の生命の源であり、良質のたんぱく質、
ビタミンE(α型が主体)ビタミンB1、食物繊維が豊富に
含まれています。また、脂質においてもバランスのとれた
理想的な脂肪酸組成です。
発売元は東リョーという会社で胚芽を専門に扱っているメーカー。
こだわりや品揃えの多いスーパーだと10食入りが並んでる
ところもあるかな。だいたいは有機や無農薬に食品を扱う
健康食品のお店が扱う品です。

雑穀や玄米を販売する中で良く耳にするのが、
「玄米入り御飯は体にいいってわかってるんだけど、主人が
白米でないと嫌がるので」という声。
そういう方に薦めたのが、炊き上がった御飯にかけて食べる玄源。

また初孫が育っていく中で玄源を喜んで食べるので、
「離乳食から普通御飯に移ろうとする小さなお子様の御飯に
ふりかけてください。原料の8割は胚芽なので、かつおやしょう油
の味付けは薄味なので安心です。」
と説明に加えました。

大人だとふりかけにしては味付けが薄いという声もあり、
「このふりかけだけでは薄味でもの足りないという方は
おかずと一緒に召し上がってください。」
と説明に加えました。