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京都なり田のすぐき菜

  • Day:2011.12.25 21:00
  • Cat:料理
京の冬の旅」ってご存知ですか?
冬の観光客の掘り起こしに40年近く続いている観光バスツアー
です。最初に利用したのは15年ほど前で会社のリクレーションが
きっかけでした。最近では社員旅行そのものが景気の低迷から
廃止になってしまいましたが・・・

今回参加したのは、味わいコースで京料理や京の名産品を巡る
というもの。伏見にある城南宮は秋の「曲水の宴」で取り上げ
られる庭が有名な所。2月11日には七草粥を振る舞うそうで一足先に
朝粥を頂戴してきました。

お昼はご主人が料理番組に再三出演しているかの有名な東山
菊の井」で松花堂弁当と酒粕と白味噌で繊細な味に仕上げた
粕汁、それに柚子味噌がかかった暖かい胡麻豆腐に感動。

お昼からは上賀茂神社でお払いを受けて美智子皇后様と同じ
場所にたたせてもらっての参拝。

最後は東寺。特別に五重の塔の中に入れてもらって女子大生に
よる詳しい説明でなっとく。東寺名物のおはぎを頂戴してきました。

店長としてはもちろん目的があってのコース選び。
そうなんです。京のつけものがコースに含まれているんです。
京のつけものといえば、千枚漬、みぶ菜、しば漬などが有名ですが

すぐき」という通受けする漬物があるんです。
漢字では酸茎と書くほどですので酸味が特長です。

きざみ すぐき菜

千枚漬の原料は聖護院かぶらでまるっこいですがすぐきは先が少し
尖った円錐形をしているのが特長。

秋から冬に収穫し塩漬けした後に室と呼ばれる部屋で乳酸発酵させた
後出荷します。天秤を使った独特の塩漬け風景は京都の上賀茂地区の
風物となっています

今回訪ねたのは、すぐきの商いを始めて来年で200年になるという
老舗の「なり田」さん。女将さんが丁寧に上賀茂に伝わる社家の
歴史やすぐきのことなどを説明してくださいました。

その後に楽しみの試食をさせて頂きました。
すぐきの実は大きいほど芯に近い部分がしなやかで水分もたっぷり、
美味しいように感じます。

葉の部分は小さく刻んで食べますがぱさついた感じがしますので
お茶漬け風に食べると美味しいように思いました。

私はというと、例によって日本酒を肌身離さずに持ち歩いています
ので(いつもリンデンにひんしゅくをかっていますが)
こっそりと試しましたら相性がことの外よろしいようです。
しっかりした酸味に負けない純米酒や古酒が合うようです。

実はこの酸味、意外とダメという人が多いようです。
しば漬けでもそうなんですが、皆さんが美味しいといって食べている
しば漬けは正確にはしば漬け風。

塩漬けしたきゅうりやナスを塩抜きし、しょう油や酸味料で味を
整えたもの。自然な乳酸発酵をしたものは、生しばと呼び特有の
酸味を持っています。
しかしこの味がいいという人が少なくしば漬け風が主流を占めて
いるのが現状です。ただ食べ慣れてくると忘れられない味に
なってきて無性に食べたくなるのもこの味なのです。

今回女将さんに教わったのが「ラブレ菌」の存在。
乳酸発酵の漬物に含まれているこの菌は体内で善玉菌となって
がん細胞やウィルスの働きを抑制するインターフェロンの
生産を促すといわれています。

しょっぱいものは(塩分が高いものは)量を超すと体に良くない
ですが、酸っぱいものは極力食べるのが良いようです。
このすぐきの株は門外不出ということで現在でも上賀茂地区で
守り伝えているとのこと。
200年の伝統の味わい、機会があればぜひ一度ご賞味下さい。

この後にすぐきから分離されたラブレ菌を使ったカゴメの
ラブレ飲料やテレビ報道ですぐきが頑固な便秘を解消する
など特集され一時すぐきが売り場から消える事態がおこり
ました。大名漬本舗へもこのなり田の取材記事がきっかけで
すぐき菜にたくさんのご注文を頂戴しました。
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ネーネーズの生ライブを島唄で聴く

  • Day:2011.12.25 09:00
  • Cat:音楽
泡盛の買い付けを担当していたこともあって
知名貞夫経営のライブハウス島唄に2回ほど行った。

お目当てはネーネーズのライブ。ネーネーズは
知名貞夫がプロデュースする女性4人組のグループ。
泡盛を担当する前にすでにネーネーズは知っていたので
ライブを一度見てみたいと思っていた。

ネーネーズ島唄ライブ

念願がかなって一部から一番前に腰掛けて唄を聞いた。
2部制だが入れ替えなしで続けて居てもいいというので
ライブの最後まで長居した。この間泡盛の水割りを
5杯飲んだが、不思議と翌日は二日酔いはしなかった。
持参したCDにサインをせがんだが、すでにメンバーは
変わっており、新メンバーから私のサインでいいの?
と聞かれた。

この写真はそれから数年後にリンデンと沖縄旅行に行った
時のもので島唄ライブハウスに2回目の時のもの。

カメラの上前も上達して躍動的でいい写真が撮れたと思う。
迷惑がかかるのでフラッシュ無しで撮ったもの。

本来の琉球の唄となると現地の言葉が多用されて
ヤマトンチューには理解しにくところがあるが、
ネーネーズは今風で聞ける。個人的にはゆっくりとして
朗々と歌うものより、ラップやポップ調のハイテンポな
唄を好んでいる。

あめりか通りの歌詞の中に、
「あめりか通りのたそがれは、ロックに島唄、ラップに
レゲエ・・・」とある。

米兵相手でないと経済が回っていかないという事情も
あり、そういった音楽が常日ごろから聞こえてきて、
結果R&Bやダンスをこなす世代が育ってきたのだろう。

島唄を聴きながら、島酒こと泡盛のクースに身を
ゆだねて沖縄を応援することにしよう。

嘉兵衛のほうじ茶をおすすめする理由とは・・・

  • Day:2011.12.24 09:00
  • Cat:料理
嘉兵衛本舗の森本正次さんを知ったのは家内の
友人の紹介でした。

「塾に習字を習いに来ている人が作っている吉野の
番茶だそうよ」といって番茶を分けてもらったのが
最初のご縁でした。

昔から福岡の八女の緑茶を販売していたこともあって
お茶にはうるさい方でしたが、いっぺんに
気に入ってすぐに取引したいと申し入れしました。

今から10年ほど前の事です。

無理お願いして5月の収穫の忙しい時期にも八尾店の
イベント「お客様感謝デー」に焙煎機を持ち込んで
宣伝販売をしてもらったり、森本代表等が開催する
「中ましが丘の茶摘みとお茶作りの体験フェア」に
参加したりとご縁は深まるばかりです。

私が嘉兵衛の番茶を紹介したいと思った理由の一つが
「日本酒好きな方々にもっとお茶を飲んでほしい」と
思ったことがあげられます。

自社製造の「長龍」の企画宣伝に配属されて
二十年近く日本酒にかかわって自分自身も飲んできました。

誰でも経験がある「ついつい深酒してああ当分お酒は
控えよう」と朝に後悔した、その夜にまた飲んでる
なんてこともしばしば。

そんな悪習慣を断ち切ってくれるのがお茶です。
「ほどほどにしたら」というよりも「お茶入れましょうか」
「お茶入れたよ」と言って深酒を控えさせれば末永く
お酒が楽しめるというものです。

もう一つの理由は同じく自社製造の「春日大名漬」の販売を
担当したことがあげられます。

長龍を始めとして酒粕の集荷や販売を商いとしてきた
弊社では五十年近く奈良漬の製造販売をしています。

京都や神戸に比べて「食」では評価が低い奈良を見直し
全国の方々に奈良漬を始め奈良の特産品を知ってほしいとの
思いから、吉野の葛餅や葛湯、三輪そうめん、春真菜の
お漬物など紹介してきました。

その中でぜひと思っていたのが奈良名物「茶粥」なのです。
実は嘉兵衛の商品の一つにその名もずばりの「おかいさん茶」が
あります。

この商品は、ほうじ茶がティーバックに入っており
茶粥(奈良では茶粥のことをおかいさんと呼びます)を
作る時に入れる専用のお茶なんです。

この郷土食茶粥を皆さんに紹介したいと思い、和歌山県に
程近い上北山村の民家を訪ね取材させていただいたこと
があります。

戦時中のことをご存知の方は貧乏くさいからといって
粥を嫌う傾向にありますが、たまには質素な食事も
体が求めてくるというもの。

そうすれば奈良漬が登場するチャンスも増え、
販売も伸びるのではないかと・・・

吉野の番茶 嘉兵衛本舗のほうじ茶

写真は奈良漬とほうじ茶のイメージ。
湯飲み碗は、京都府井手町に工房を構えるタルホ窯
溝端雅子作。「鎬(しのぎ)」という削りの技法を生かしたもの。

2010年は平城京遷都1300年祭という節目を向かえ奈良では、
大和肉鶏(銘柄鶏)を使った奈良茶飯(お茶漬け)を広めたいと
頑張っています。
もちろん箸休めは奈良漬です。

そういう理由で嘉兵衛のほうじ茶の取り扱いを始めた訳ですが
販売が伸びだしたのここ数年のことです。

ネットの普及で嘉兵衛の番茶の良さが口コミで広がったり、
妊産婦や幼児の理想的な飲み物としてほうじ茶がすすめられたり、
糖尿病や高血圧の方々が医者から番茶を飲みなさいと
言われたりと。

伊万里のそば猪口

  • Day:2011.12.23 21:00
  • Cat:長龍
昨日久々に懐かしい器に出逢った。
その器とは二十数年前に私の発案で景品につけた
伊万里のそば猪口(そばちょく)だ。

持ち込んできたのは長龍の永年のファンのお一人。
ずっと愛用してきたこのそば猪口が割れてしまって残念で
仕方がないという。形といい、大きさといい、何よりも
口当たりの良さがすっかり気に入ってしまい他の器も
試したがどうしてもこれでないとだめだという。

ここ長龍さんへ来れば残っているかと思い来たという。
あいにく資料館もなく現物は一個も残っていなかった。
もしかして自宅に使っていた猪口が残っているかも
知れないので探してみると伝え、後日連絡させて
もらうことにした。


家に帰って食器棚を覗くと奥から一個だけ出てきた。
imari-choku.jpg

口の部分は小さく欠けた傷がある。
裏には伊万里陶苑の文字がかかれている。

そば猪口は骨董屋などにもありの古いものだと五千円、
一万円というものもある。
その骨董の雰囲気を出しながらも最新の技術で安価に
(景品という性格から予算が限られているので)作れないかと
持ちかけたのが伊万里陶苑だった。
陶苑のそば猪口は当時でも一個2000円ほどしていて、
しかもすべて手書き。
それを景品にという訳にはいかなかった。

佐賀まで出向き商談した結果、
6種類のデザインを決定し転写紙で焼き付けた器を他の
工房に作ってもらうということで実現した。

それまでは盃やぐい呑みを景品につけていたが、景品を
もらう人は(=長龍を飲む人)はいつも同じ人なので
酒器がたまって仕方がない。もっと実用的なものを
という営業からの要望もあって思いついたのがこのそば猪口だった。

冷酒はもちろんのこと、そばやそうめんの猪口、茶碗蒸し、
コーヒー、納豆を混ぜる器としてなどその用途の広さを
アピールするための電車の中吊り広告を通常一面のところ
予算を張り込んで倍のワイドサイズで広告したことを
覚えている。

その時の器が件のおじさんが持ち込んだものだった。
最後に残った一個だが欲しいという人に使ってもらうのが
一番いいだろうと思い差し上げることにした。

大切に使い日本酒を飲み続けてくれることを願って・・・

No.1ピザは、香芝のマガジーノ

親しくしているたくみの里の友人が石窯を作ったので
お披露目会をするからおいでと誘いを受けたようだ。
私は仕事で休めないので家内一人で行くという。
ピザ生地を持参するのは家内の役割。
友人も初めて食べる家内のピザ生地に興味深々で
声がかかったようだ。

おさらいの意味で、以前食事をしたマガジーノに行こうと
言い出した。この店は息子夫婦と一緒に3年程前に一度だけ
食事をしたことがある。自宅の近くではマガジーノのピザが
一番おいしいと彼女は高く評価している。

リンデンバームも石窯作りを目前に控えており、参考のためにと
野田マスターが大理石の上でピザ生地を伸ばし具をトッピングしていく
手順をしっかりと脳裏に焼き付けたようだ。

最初マルゲリータを頼むと言っていたのを、たまに違うのにしたらと
私が口出ししたので、ルーナ・ロッサというピザに決めた。
magazzino-pizza.jpg

ピザ生地を両手で中央を押さえながら伸ばし、ひっくり返して同じ
作業を行う。次に生地を回しながら遠心力で薄く大きく伸ばす。
次に端のほうに水牛のリコッタチーズをたっぷりと乗せ、そこに
サラミ、パルメザン、オリーブオイルを注いで生地で包むようにして
半分まで折り込む。中央部分を摘んで破り空気穴を開けておく。

残った半月部分にモッツアレラ、バジル、パルメザン、オリーブオイルを
かけていよいよ石窯へ入れる。30秒ほどで焼きムラがないように
ピザピールを器用にくるくると回し1分弱で石窯から取り出して
ピザカッターで切り分けて提供された。

包み込んだ部分は見た目はフォカッチャのようで、
クリームチーズに似た癖のないリコッタチーズとサラミがピザ生地に
サンドされ、ナンにも似たモチモチとした生地とボーノとしかいいようの
ない美味しさ。マルゲリータは何度も食べた味なので
こちらも平均点以上、文句なしの美味しさ。

車でしか行けない決して立地に恵まれたといえない香芝市鎌田に
ありながら店はいっぱいで30分ほど待たされ、その後も次から
次からとお客が絶えない。

マスターは、赤穂市のさくらぐみで修行し今も時々ピザ発祥の
地ナポリでもピザ作りの勉強に行くという。
ピザ窯も現地から取り寄せて据え付けたという。
ナポリピッツァ協会加盟店275番目のお店として認定を受けている。
余談ながらマガジーノとはイタリア語で倉庫を意味し、
内装も鉄パイプを組んだりして倉庫の雰囲気を出している。

店の前は畑になっており、店で使う野菜類を家族で栽培しているという。
紅芯大根や下仁田葱、水菜などのメニューが見受けられる。

リンデンバウムもハーブやピザ・パスタ用の野菜は有機で
栽培しようと思っているので同じ考えでもある。

ただ当方は本場イタリアでの修業経験がないのが
一番違う部分だがこれはこれからの勉強と経験で近づくしかないか。

それにしても自宅の近くに、こういう本物のお店があることは
誇らしいと思う。

店内の写真や料理など写真を食べログにアップしたので
ぜひ見てね。

歓の泉思い出の禹兎窯の平盃

名醸倶楽部を担当していた頃に訪問した酒蔵の一つが
歓の泉こと中田酒造。岡山県の倉敷市にあった蔵だ。
今から3年前の平成21年に廃業してしまった。

袋吊の大吟醸が得意で酒質は柔らかく自分の好きな
タイプの酒だった。

平成7年5月24日に訪問した時に中田社長のいとこが
経営しているという窯元の盃をいただいた。

倉敷の禹兎窯(うとかま)岡本暉生さんの窯だ。
おおぶりの平盃にペルシャ猫のような線画が
施されている。

うと窯平盃

説明書には、昔の蹴ロクロ、松の割り木を炊いての
作陶とあり、洗練された形、土、釉薬は自分が
はかり知れない未知への探究心だとある。

高梁川流域に面した酒津周辺は文化発祥の地で
土器、須恵器、古墳などの遺跡も多い。明治9年に
始まった酒津焼は生活に融合した民窯の一つで
兜山窯が発祥の地でそこから独立したのが
岡本暉生さんの禹兎窯(うとかま)だそうだ。

この盃とともに大切な思いにしたい中田社長との
出会いである。

美浜焼角小鉢プレゼント

  • Day:2011.12.17 20:00
  • Cat:長龍
長龍の企画担当になって最初に自身のアイデアで企画書を
通したのが、全国有名窯のぐい呑みプレゼントだった。
日本六古窯を中心に表情の異なるぐい呑みを2年間かけて
行うというもの。

そんな窯元の一つに三重県の美浜窯が加わった。最初のきっかけは
忘れてしまったが美浜窯の中さんが会社に訪問し美浜窯をぜひ
ノベルティに使ってほしいと言ってきた。

文献見ても載っていない比較的新しい窯元なので一時は躊躇したが
周りの意見をきくと反応が良いので2年目に採用することにした。

永年酒器を中心に展開していたので、営業からは小鉢や小皿の
要望もあがっていた。そこで小鉢の企画を美浜窯に持ちかけ
写真の小鉢プレゼントが実現した。

美浜焼角小鉢プレゼント

鷺絵酒器との併用だったが断然小鉢に人気が集中した。
それからは小皿を中心にニューボーンや白磁の皿が
中心となっていった。

美浜焼の特長は近くの山から切り出される硬い土で陶器ながら
磁器に近い強度を持っており欠けにくい事があげられる。

最初にこの釉薬を見た時にトルコブルーというか群青色というか
寒色系の色合いは冬場の食卓には不向きだと感じたが
鮮やかな色合いと高級そうな器ということで3年ほどは
美浜焼のプレゼントが続いた。

美浜は海沿いの町で天気のよい日は海が群青色になる。
この海を背景に海辺に美浜の焼物を並べ撮影したいと
お願いしたので作品を並べたが、時々来る高波に
器をさらわれそうになりながら撮影した記憶が残っている。

美浜焼は勝浦温泉のかつうら御苑が経営をしており、中さんは
次男にあたる。そんなご縁もあり勝浦にも足を運び、まぐろの
ステーキや新鮮なかつおのお造りなど人生初のご馳走も
いただく事が出来た。楽しい仕事だった。

長龍ぐい呑みプレゼント立杭焼

  • Day:2011.12.17 20:00
  • Cat:長龍
長龍ぐい呑みプレゼント立杭焼

愛飲家へのDM用にと用意したパンフレットの表紙を飾ったのは
窯焼きに徹夜して撮った丹波立杭焼の一枚だった。

覗き窓に長龍用のぐい呑みを置いてもらい真っ赤に焼けて
シルエットが浮かびあがるまでジイッと待った。

おかげで記念すべき一枚の写真が取れた。

この年のプレゼントは、岐阜県の志野焼、美濃焼の赤絵、
佐賀の有田焼、滋賀の信楽焼、それと丹波立杭焼の5種類。

その翌年も5つの窯元を選び、2年続けて10種類のぐい呑みを
プレゼントした。
ぐい呑みプレゼント2弾




モレノ・チェドローニのおしゃれなジャム

  • Day:2011.12.15 09:00
  • Cat:料理
去年東京へ食の展示会へ参加した時に紀伊国屋で買ったジャム。
容量120gしか入っていないのに価格は1260円とかなり高め。

実はこのおしゃれな瓶の形に一目ぼれ。
食べ終えた後はリンデンバウムお手製のジャムを
詰め替えて来客に提供しようと考えました。

瓶の底は嵩上げされており上に重ねることができます。
また左側は外に膨らんでおり、逆に右は同じ角度で
凹ませているので横にぴったりと並びます。

予想するに型抜きも容易でなく瓶のコストが高く
ついていそう。日本にはない感覚に脱帽です。

モレノ・チェドローニ作イタリアのジャム

このジャムを作ったのは、中部イタリア、マルケ州アンコーナに
あるミシュランの1つ星レストラン
”Madonnina del Pescatore”のオーナーシェフ、
モレノ・チェドローニ氏。

イタリア産のフルーツを使い、採れたてのフルーツの
香りと色までもそのままに届けたいと最新の製造設備を
導入。

素朴でかわいいデザインの瓶に貼られたラベルの色にも
彼の色に対するこだわりが見て取れます。

「おいしいだけでなく、今までにない味や食べ方を楽しんで
ほしい」というチェドローニ氏の想いも込められています。

ストロベリーのジャムにはハーブの一種、レモンタイムが
加えられています。キウイジャムは、イタリア産のキウイを
60%使用し甘酸っぱく、フルーティな味わいが特徴。

タルホ窯 白い鎬の片口

  • Day:2011.12.14 21:00
  • Cat:工芸
利き酒師という肩書きを持っているだけに気にかかるのが
日本酒を飲む時の酒器。

イベントで時々おじゃまするたくみの里で偶然この片口と
出逢いました。

タルホ窯の片口

写真は、タルホ窯の片口。

片口とは日本酒を瓶から移し変えて食卓に提供する器で
主に冷酒を注ぎながら飲むためのもの。

この片口、マット調でありながら光沢もあり鎬(しのぎ)と
呼ばれる手法で削ったため鋭角な部分には粉引き釉がのりにくく
地肌の茶色が現れてきて独特の風合いを醸し出して入る。

陶土は信楽と瀬戸の土を配合して作るオリジナルな物。
鉄分を多く含んでいて硬く焼きあがるので陶器の温かみを
だしながらも磁器の強度も合わせもってた実用品。

取り付けた片口と目は、一見キツツキやフクロウ、タツノオトシゴ
など連想させるユニークなもの。

きっと作家の溝端雅子さんが遊び心で
「こんな器がテーブルに並んだら会話が弾むだろうな」
と、思いながら作ったんだろう。

来客のもてなしに、取って置きの北雪の大吟醸酒
ふるまうことにしよう。

庭に咲いた花を飾るのもいいかも。

八重泉5年物クース 黒真珠シュロ巻壷

  • Day:2011.12.10 12:00
  • Cat:焼酎
まだ日本酒を担当していた頃同僚が沖縄に行ってきたと
言って泡盛の古酒を土産にくれた。
その時の感想は酸味が強く個性的でこの味では関西では
売れないなと思った。

それから数年たって俄かに焼酎のブームが起きてきた。
森伊蔵・村尾・泡波などが入手困難な銘柄として人気が
高まってきた。そこで焼酎の品揃えを強化していくことになり、
沖縄の蔵元へ2度ほど取材に行った。

今でこそ大人気の石垣島。釣りが好きな俳優や有名人、
芸能人が長期滞在するなど冬と台風以外のシーズンは
本当に素晴らしい。

石垣島へは直行便も出ているが、沖縄の那覇市からでも
南西に410km以上離れており台湾とは270kmしか離れておらず、
地理的には日本のほとんどの地域よりも台湾に近い場所に
位置している。沖縄県内では沖縄本島、西表島に次いで
3番目に広い島でもある。

そこで永年泡盛を作っているのが八重泉酒造
中でも5年物の古酒(沖縄ではクースと呼ぶ)黒真珠は
素晴らしい。

八重泉黒真珠

樽貯蔵も何ともいえない高貴な香りがして好んで
飲んでいた。

黒真珠の名前は、石垣島の景勝地。
川平湾(かびらわん)で取れる黒蝶真珠から命名したもの。
貴重な国内産の黒真珠でもある。
八重山の清らかな水と自然が創り出した宝石のように
輝かしい泡盛といえる。

当初飲みにくいと感じていた泡盛も現地の料理や水割りでの
飲み方などを経験していくうちに体に合ってきた。
というか3杯でも5杯でものんでも翌日ほとんど二日酔いを
感じなくなってきて案外うまいもんだと思うようになってきた。
島唄と沖縄料理、そして泡盛にはまり、すっかり
ウチナンチュ化している小生である。

むろう大沢農場のブルーベリージャム

  • Day:2011.12.08 21:00
  • Cat:料理
リンデンバウム青山高原の目標の一つが、ブルーベリーを
育てて、ジャムやソースを作ること。そして出来たソース
などでシフォンケーキやマフィンなどを食べてもらうことです。

青山の標高が600mと高いこともあって適した品種や土壌のこと
など研究しています。

割りと近いところにブルーベリー園もいくつかあって、いずれ
勉強のために教わりに行きたいとも思っています。
そんな中で目に留まったのが、大和高原ブルーベリー園
むろう大沢農場
です。

むろう大沢農場のブルーベリージャム

大和高原ブルーベリー園は、奈良県東部・三重県に近い
室生にあります。標高480mの高原地域で、たくさんの日光と
優しい霧雨、昼夜の温度差が、甘くてみずみずしい
ブルーベリーの実を育ててくれます。

初代オーナーの福田建治が経営を始めてから、今日に至るまで
農薬を使わずに腐葉土などの有機肥料を使い1本1本大切に
ブルーベリーを育てています。

初夏から始まるブルーベリーの収穫期には、爽やかな香りが
特徴の、甘くてみずみずしい生食用ブルーベリーの販売を
行っております。また、手摘みしたブルーベリーをスタッフが
丁寧に煮込んで作ったブルーベリージャムなどの加工品は
年中通してご購入いただけます。
甘さを控えめにして、果実の風味をめいっぱい活かした
ジャムも是非お試しください。

確かに市販のジャムと違ってブルーベリーの実を残し、
甘さを控え目にしているのでフルーティな味わい。
ハーブのテイストを加えたものや、ブルーベリーの
蜂蜜など珍しい商品もあってページを眺めるだけでも
楽しい。

後追いながら負けないハイセンスなジャムを作ろうと
今から意気込んでいる。

今年最後の鹿さんです

今年最後の青山高原行きです。

というのも、冬はとても寒く氷点下になるので4月の初旬まで
水道が止められ使えないからです。
冬場の4ヶ月間は残念ながら青山高原行きは見送りです。

昼前に着いたらいきなり鹿さんのお出迎えです。
お隣さんの敷地で昼食をしていたようで、車の音を聞いて
ビックリしたようで北隣の森の方へと移動し、
私達の様子を伺っています。
sikasan1.jpg

身動きせずにじっと見つめています。目線を合わすこと約30秒。

鹿さん、何を考えているの?

「うん、こいつこんな寒い時に俺たちの森にきやがって
ほんまにジャマやなあ、人がゆっくり飯食ってるちゅうのに・・・」

「すぐ帰るかと思ったらなんや長居するんかいな。
じゃあしゃないなあ、他の場所へいくとするか」

と言い残して仲間たちと森へと立ち去りました。

鹿ことばが話せないので答えはわからないが
鹿たないか!?

函館の数の子松前漬けは大人気

  • Day:2011.12.01 21:00
  • Cat:料理
大名漬のおせち商材に欠かせないのが数の子の松前漬。
関西は、塩数の子を戻してだしで味付けするのが
主流ですが、手間がかかるので松前漬をおすすめしたところ
これがいたって好評で中には5個単位でまとめ買いし
プレゼントにする人まで現れる。

数の子松前漬は北海道函館の名物。
一度北海道フェアでは飽き足りず、函館フェアをしようと
現地まで取材と撮影に行ったことがある。
現地の土産物屋さんでは名物のイカの塩辛と一緒に大量に
陳列販売されている。

松前漬とは細く切ったイカと昆布と数の子をしょう油味で
整えたもので、普通はそれらがバランスよく詰められて
いるのだが、竹田食品の松前漬はその3分の2が数の子なので、
ひと腹まるごと入っているのも珍しくない。

ただこの数の子はオランダ産のものでもともとロシア産の
塩数の子にするタイプほどの硬さはない。

製造後一ヶ月がメーカーの賞味期限ながら、冷蔵だと
10日位までに食べきらないと数の子の歯ごたえが
日に日に落ちていく。なので当店は冷凍で在庫し
お客さんが食べる前日に解凍してもらっている。

函館の数の子松前漬

小口切りにし小鉢の盛り付けてお酒の肴にするのが一番の
おすすめ。熱々ご飯に乗せて数の子丼にするのも豪華。
そんな食べ方の中でお客さんに教わったのがしょうがを
加えた食べ方。

漬かっていくうちに数の子歯ごたえも薄れていくので
寿司屋さんで出てくるガリと言われる薄切りの生姜を
混ぜて食べる方法。味も薄まり丼にしたら大変おいしい。

ただ生姜そのものの辛みもあるので大人向けの味に
なります。
ぜひ一度お試しを。

神戸ルミナリエ

リンデンにせがまれて神戸ルミナリエに一度だけ行ったことがある。
多分始まって2年目だったような記憶がある。
点灯を待って入場したのでその人の多さに驚き、
もみくちゃになりながら撮った雄一の写真がこれ。
構図など構ってられない。撮るだけで精一杯という印象だった。

神戸ルミナリエ

それから十数年経つと手にはハイビジョンカメラが・・・
デジカメに比べると何と楽か。

軽いしピントも光の調整も勝手にやってくれてしかも美しい。
光のルネサンスはデジカメではなく、ビデオカメラだけで
撮ることにした。

撮った動画は編集し、
ULTRA X'MAS misia
すてきなホリデイ 竹内まりや
サンタと天使が笑う夜 Dreams Come True
クリスマス・ラブ (涙の後には白い雪が降る) サザンオールスターズ
の4曲を重ねて、クリスマス用のPVに仕上げた。
プロ級の仕上がりだと自負している。

「ルミナリエ」はヨーロッパのバロック時代(16世紀後半、
ルネッサンス期)に盛んに創られた祭礼や装飾芸術の
ひとつとして誕生した、光の魅力を駆使した建築物が
その起源とされている。
やがてイタリア南部において電気照明を使用した幻想的な
光の彫刻に変化を遂げ、現在の形態になったものです。

さまざまなデザイン様式の木製アーチの構造体に
色とりどりの電球で彩色が施され、その設置デザインに
よって三次元的な芸術空間を創造するもので、
アーチ型構造体を道路上に設置した「ガレリア」と
呼ばれる遠近感のある回廊や、「スパリエーラ」と
呼ばれる光の壁掛けなどで構成されます。