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アイーダ・イタリアンの名店へ再び

11月の料理教室にバーニャ・カウダをするので、
昔行ったことがある和歌山岩出市のアイーダに
一緒に行くことになった。
和歌山アイーダ外観
和歌山アイーダの庭
アイーダの客席


当時はランチで3000円してなかったように思ったが、今は
4200円のコースだけだという。これにバーニャ・カウダ
1400円を頼んだので締めて二人で一万円となる。

バーニャ・カウダ(Bagna càuda)はイタリア・ピエモンテ州を
代表する冬の野菜料理である。ピエモンテ語でバーニャは
ソース、カウダは熱いを意味するそうだ。

テーブルの上でアンチョビ、ニンニク、オリーブ・オイルを
混ぜ合わせたディップソースを温め、ジャガイモ・カブ・セロリ・
カリフラワーなどの野菜を浸して食べる。
チーズ・フォンデュに類似した料理である。
ピエモンテではパプリカ・トピナンブール(キクイモ)・
カルド(イタリアの野菜)が必須とされる。
アイーダのバーニャカウダ


にんにくの香り、アンチョビの塩味が特徴なので、温まるほどに
味が濃くなっていく。アイーダの野菜は上品に盛り付けてあり
にんじんもラディッシュなども小さくあしらっている。
手で野菜をまるめてたっぷりとソースがつくようにからめながら
食べた。
アイーダのパン


今回のコースの料理名は、
アイーダ しめじ、なめ茸のクロスティーニ
しめじとなめ茸のクロスティーニ、

栗かぼちゃと秋刀魚
栗かぼちゃとれんず豆、秋刀魚の黒胡麻ソース

ペンネとうずら豆のサリエット
ペンネとうずら豆のサリエット(ハーブの一種)パスタ

鰆とサザエのソテー
焼き鰆とオクラ、サザエのソテー ほうれん草添え

アイーダ メインの鴨肉
鴨とごぼう、長芋の黒オリーブ添え

ちっちゃなみかんのデザート
熟した柿のデザート
デザートは ちっちゃいみかんのタルト風と
      熟した柿のパイくるみ

アイーダのハーブティー レモングラス
アイーダの紅茶
飲みものは、レモングラスのハーブティーと紅茶

こういった本格的なイタリアンはあまり食べたことがなく
評価しがたいが、コース料理で出されなかったら食べることは
なかっただろうと思うといい経験になった。

車が欠かせないのでワインと一緒に食事が出来なかったのが
残念で仕方がない。サービスしてくれるマダムはソムリエの
資格を持っているそうなのでおすすめのワインも知りたかった。
次回に期待しよう。
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麒麟 大吟醸 袋取り原酒

定年退職を前に現部署のメンバーが送別会を開いてくれた。
場所はグループ会社が経営するなるの平野店だった。
総勢35名参加の大宴会となった。
ここで、麒麟の大吟醸古酒を皆に飲んでもらった。アルミでくるんであったので
色の変化も少なく上品な古酒に仕上がっていた。

この話を麒麟の担当者、山賀氏が会社に訪ねてきた時にしゃべったので、
そのお礼にと思わぬプレゼントが届いた。

それが、この金賞受賞の大吟醸酒だ。
金賞受賞 麒麟大吟醸

全国新酒監評会の金賞受賞酒で「大吟醸袋取り原酒」と商品名に書いてある。
この審査は明治44年に始まったとあり、昨年でちょうど100回となった。
この審査に合格しようと各蔵元は年初から緊張した日々が続く。

普通の日本酒は表面を磨いて70%程度の重量にしたお米を使用するが、
審査に出すためのお米は35%。つまり65%は糠にしてしまう。
だから大粒の酒造好適米山田錦などを使う。

手洗いでの秒読みの限定吸水、一升盛りの麹蓋を使っての麹造り、
最適な酵母と酒母造り、極度の低音での一ヶ月以上にも及ぶ
もろみの管理など蔵人が心を一つにして大吟醸造りに励む。

結果金賞を受賞するのだから喜びもひとしお。

華やかで上品、奥行きのある口中香、滑らかに広がる
うまみと柔らかな味のふくらみ、後味の余韻の長さが
心地よいとしおりに書いてある。

誕生日祝いにと息子達が企画してくれた伊勢・鳥羽への
旅行に持参し皆にも味わってもらった。








プリップリのエビフライ、鳥羽の漣

  • Day:2012.10.21 14:00
  • Cat:旅行
何年ぶりだろう。
久々に鳥羽の漣(さざなみ)に行った。
定年を祝って息子二人が計画してくれた賢島と鳥羽の旅の
最後のお昼を漣と決めていたようだ。

漣に最初に連れて行ってもらったのは美浜焼の中さんだった。
エビフライの美味しい店があるというので
連れて行ってもらった。その後も鳥羽へ2度ほど行くことがあり、
その帰りに家族で利用させてもらった。

鳥羽の漣 エビフライ


昔会社で保養施設を充実させるという話が出てきて
当時社員旅行の取りまとめ役として企画にかかわっていた
小生にその任務が回ってきた。当時の総務課長は
紀州鉄道と藤田観光の施設を決めていたが、私はエクシブに
目をつけた。エクシブはその時点で鳥羽、白浜の2箇所を
もっていた。白浜のアネックスが近々オープンするというので
その3部屋を契約した。その後淡路島がオープンしたので
白浜の古い部屋を売って淡路島の会員権に切り替えた。

エクシブの仕組みはリゾートホテルの一室を14人の権利者が
その利用権を買い取り年間のカレンダーで借りる日を利用する
というもの。当然、GWや盆・正月などに希望が殺到するが
その利用資格は数年に一度しか回ってこない。
この14分の1という利用方法でギリシャ数字の 
X=10 IV=4 からXIV エクシブという名前がついたそうだ。

年間の利用回数は決まっているがチケットの交換は可能で
契約以外の施設の利用もできる。

鳥羽のエクシブや藤田観光のウイスタリアンなどを
家族で利用した時に漣で昼食を取ったりした。

着いた時は昼の一時を過ぎていたがそれでも4組ほど
待たされた。京都や大阪からのナンバーも留まっている。

今回は海老フライを頼んだ。プリプッリの大きな海老が
3尾重なって出てきた。ボリューム満点で見た目も壮観である。
最初はタルタルソースをたっぷり塗って食べたが、
最後の一尾は大阪風にウスターソースをお椀に
たっぷり注いで漬けながら食べた。
二十数年ぶりの味わいだったが、新しく家族に加わった
息子達の嫁は初めての味に大満足したようだ。

定年祝いの旅行の最後の締めに選んだ漣は
ナイスな選択だった。

突然の招待状は、賢島への家族旅行

  • Day:2012.10.19 20:00
  • Cat:旅行
小生の会社の定年は誕生日にやってくる。
誕生日が10月20日なので本当は20日の土曜日がその日だったが
土日が連休だったので、その前日の19日の金曜日が最後の
出社日となった。

大名漬のメンバーからは少しビニールが剥がれだして
みすぼらしくなったipad2の保護ケースをいただいた。
カバーの色は奈良漬色だった。

5時から夕礼で挨拶をすることになっていたので、
皆に夢を持つことの大切さを伝えた。
外国の歌に良く出てくる Dreams came true を例えにだして。

持ち帰るものも多くあったので自家用車で行っていた。
数人の友人から花束やワインなどもちょうだいした。

8時過ぎに自宅へ戻ると駐車場に息子の車が止まっていた。
孫が来ていると察知してそっと玄関を開けると、
孫太朗が花束を差し出し「じじおつかれさまでした」と
言ってくれる。その後ろでああちゃんが楠玉をパンと
割る。

部屋に上がると息子が待っていた。アレ嫁と孫次郎がいないと
思った。息子からこれ定年退職のお祝いと手渡された。
封書だったので現金かと一瞬思った。リンデンがすかさず
お金じゃないよと言う。開封してみると明日から一泊二日の
家族旅行の招待状だった。私達夫婦と、長男一家4名、
それに先月結婚したばかりの次男夫婦の合計8名の旅行だ。

家族旅行の招待状

行き先は長男が勤めている近鉄グループのホテルになっている。
割引が受けられるそうだ。

孫太朗が特急電車に乗りたいとかスペイン村に行きたいとかいう
話は聞いていたがそれがいきなりで、しかも明日の朝出発だと
いうのに驚いた。

近鉄特急で2時間強でスペイン村に着く。
ホテルはプライムリゾート賢島。いくどとなくパンフレットでは
目にしていたリゾートホテルだ。夕食はフレンチだった。
初めて食べる料理も多くリッチな気分に浸った。

二日目は遅めの朝食から。神戸北野ホテルの山口シェフが
監修したという。リンデンも前から世界一おいしいと
謳い文句の5000円の朝食を食べてみたいといっていたので
少し夢が叶えられたようだ。

二日目は鳥羽へ移動し鳥羽湾めぐりとイルカ島へ。再び鳥羽へ戻り
昔何度か利用したエビフライで有名な漣(さざなみ)で遅めの
昼食をとり、再び特急列車に揺られて奈良へ戻ってきた。

チケットは、まわりゃんせを利用した。往復の乗車券、特急券、
それにスペイン村とか水族館などの利用権がセットに
なったもので4日間有効で大人9500円はお得。
今回の利用施設を加算すると6000円近くお得になったようだ。

子供たちからサプライズな旅行をしてもらえたのも
真っ当に育ってくれたからに他ならない。
感謝、感謝である。

新潟下越酒造 麒麟の大吟醸13年古酒

定年で迎えた最後の部署のメンバーが送別会をしてくれる
というので、13年前に床下に貯蔵した大吟醸酒1.8リットルを
出してみた。アルミホイルを瓶全部に巻きつけ、その上から
黒いゴミ袋で厳重に覆ってあった。
銘柄は麒麟で製造元は新潟の下越酒造
黒瓶のスモークに和紙で大吟醸と書いてある。当時で一万円
だったので今だと倍以上の価値になっていると思う。

新潟下越酒造麒麟10年大吟醸古酒

送別会のメンバーは36名なので一人50mlしか当らないが
話の種にはおもしろい。13年前といえば最後に勤めた
部署に配属された年でもある。

麒麟は、地酒を担当した時に最初に品揃えをしたメーカーで
当時の担当者石川さんとは何度も商談した。
夏向けに小瓶をアソートした頒布会の商品ラベルを作ったり、
越の何々と付けば売れる時代だったので命名を「越の匠」とした
純米酒のラベル開発をお手伝いしたりもした。

社長の佐藤俊一様は技術肌の人で日本吟醸酒協会や
長期熟成酒研究会に参加しており、できればこの古酒を
300ml程送り評価して貰いたいとも思っている。

この麒麟という名前はキリンビールの麒麟と同じなので
ブランド名に抵触しそうなものだが、実はキリンよりも
早くから使っているので問題はないそうだ。似た名前に
麒麟山があるがこれも新潟の下越地方の銘柄。

新潟の日本酒は淡麗辛口タイプが多く関西の市場でも大変
人気があった。越の梅里、北雪、柏露などを揃え
一時の吟醸酒ブームで店舗でもたくさんの品揃えをする
など活況を呈していた。

その後起こった焼酎ブームや近年のワイン人気に押され
需要は伸び悩んでいますが、小生はやはり日本酒が
始めにありきでその後焼酎やワインを料理に合わせて
飲みわけています。

下越酒造株式会社には鎌倉時代の建長四年、新潟県東蒲原郡
阿賀町津川に築かれた麒麟城の名前にあやかり酒名を
「麒麟」とし明治13年創業の藏です。

酒質の設定には、故佐藤平八会長と現社長の佐藤俊一(農学博士)
との親子二代にわたり国税局酒類鑑定官の経歴を持ち、酒造りの
隅々までその醸造技術が活かされています。

全国に数ある蔵の中でも親子二代にわたり、
酒類鑑定官として酒造りの指導をしてきた蔵は他に無く、
技術力では特異な存在であり、時代に適した正統派酒造りを
続ける蔵です。

石窯6段目を積み終える

  • Day:2012.10.08 21:00
  • Cat:石窯
石窯ドーム積みも中盤を向かえ、四段から七段を積み上げた。

最初の頃の傾斜が少なかったようで中々ベニヤ板のドーム枠に
近づいてくれない。七段目になってやっとベニヤ板すれすれの
所まで近づいてきた。

石窯 ドーム6段目を積む

5-6段目になるにつれレンガの横の隙間が広がってきた。
隙間に詰め込むレンガの割れがたくさん必要になってくる。
きれいに仕上げるにはレンガを台形にカットして積めば
良かったと今になって反省している。
八段目以降はそうすることにした。

一番苦労したのは扉のアーチとドームのつなぎ目だった。
耐火セメントの灰色は好きではないので使いたくなかった。
極力隙間をなくすようにレンガにV字に切れ込みをいれて繋いだ。

結果正面から見たらレンガのエッジが鋭く出ているため
見栄えが良くないとリンデンがいう。
ので、完成後にダイヤモンドカッターで削ろうと思っている。

耐火モルタルがレンガの表面まではみ出してきたないので
これも火を入れるまえにきれいに拭きとるかまたは削ろうと
思っている。熱を加えるとモルタルが固まってしまうからだ。

次はいよいよダンパー付きの煙突を取り付ける番だ。
それが終われば天部をふさいでドームは完成する。
あと2ー3日できそうだ。

薪ストーブ燃焼テスト

薪ストーブの燃焼テストをした。

アーキネットの向井君が薪を2束と焚き付けようにと
建築の端材をドンゴロスいっぱい車に積んで、遠路を
奈良市から青山高原まで来てくれた。

薪ストーブを買ってくれたお礼にときれいにラッピングした
薪ストーブ用の手入れセット、鉄製の薪を挟む金具や灰取り、
ほうきなどをプレゼントしてくれた。

リンデンが買わないといけない思っていたと言い
たいそう喜んでいた。

ダッチウエストの薪ストーブ点火

シーズン前にやってほしいと、ならし運転の仕方を教わった。
煙突に取付けた温度計が200度になるまで3回ほど燃やしては
温度を下げまた燃やすを繰り返して薪窯をならすらしい。

もう一つのポイントは触媒の使い方。
最初燃やす時はダンパーを開けてから焚きつけるが、
煙突の温度が250ー300度に達したらダンパーを閉めて
触媒を通して熱を逃がすそうだ。

そうすれば排気も少なくなり、空気孔を閉めていけば
最小限の燃焼に切り替える事が出来薪の使用も
少なくなり効率的だという。

燃焼テストは最初に新聞紙を丸めて置き、その上に
着火剤を3個ほどと建築の端材を置いて新聞にマッチを
つけた。この時点で小生は点火しないと予感した。
何度も松の枝木を燃やした経験から小枝など
表面積が多いものを燃やさないと角ばった端材に
いきなり火はつかない。

貯めておいた小枝を一掴み加えると消えかかっていた
種火が勢い良く燃え出したではありませんか。
これで向井君の面目も保てた。

2日間炊いたが持参してくれた薪の半分は使った。
真冬ともなれば大量の薪が必要になってくると思う。
予想して以上に薪が必要になってきそうだ。

四日市焼の佐治陶器の陶板を使ってピザを焼いてみた。
残り火の炭を両端に逃がして中央で焼くと教わったが
一枚焼くのに10分かかる。表面はちょうどの焼き具合
だが生地はまだパリッとしていない。

炭火の量と置く場所や時間を何度かテストしてベストの
状態を見つけるまでに何度か試行錯誤をしてみよう。

次の休みにはリンデンはルクルーゼを持ち込んで
薪ストーブでポトフを料理してみると張り切っている。

応援したい宮城のお酒、伯楽星 純米吟醸酒

定年の送別会をしてくれた後輩の一人が
持ち込んでくれた生酒です。宮城といえば
浦霞しか知らず初めて飲んだ銘柄でした。

東京農大醸造学科を卒業した新澤巖夫さんをはじめ、
若い 蔵人達の力で頑張っている新星蔵元です。

宮城県の大崎市、仙台のやや北に位置し震災では
倒壊は免れたものの大きな被害を受けましたが
ファンの声におされ酒を作り続けることにしたそうです。

首都圏を中心に、海外でも人気上昇中です。

新澤さんは、食事を引き立てる食中で飲めるお酒を醸しています。
新澤さんのある三本木地方では、伯楽(馬の目利き)が大切に
育てた名馬は時がくると天に昇ったという伝説があり、
酒名”伯楽星”は、命名されました。
情熱を感じる入魂のお酒、味わってみる価値あります。

伯楽星 純米吟醸酒は 甘味、旨味を抑えた綺麗な酒質は
淡い味付けの料理や白身のお刺身に相性が合います。

宮城 伯楽星720ml

舞富名の花酒60度12年古酒

  • Day:2012.10.06 07:00
  • Cat:焼酎
焼酎のバイヤーをしていた頃に阿倍野の近鉄百貨店で九州・沖縄フェアがあり、
そこに蔵を任されている舞富名(まいふな)の実兄が試飲宣伝で行くのでぜひ会って
ほしいと連絡があった。

商談をし、最後に与那国(よなぐに))に行きますと言うと
「おせじで言う人は多いが実際に来た人はほとんどいない」と反論された。
ならば行ってやると意固地になって翌年に石垣、宮古、与那国と出張を組んだ。

与那国といえば「どなん」が有名。石垣から船で与那国に渡るのは難儀する、
ところから渡難(どなん)の名前がついたそうだ。
小生は味比べした3社の中では舞富名をとった。
現地で弟さんに案内され一晩お世話になった。
石垣島からの便で一日一便だけ。与那国の二日目は十六夜といって法事が
あり、大きな墓の前で酒盛りをし故人を偲ぶというのでご一緒した。
貴重な経験をさせてもらった。昼を過ぎると頭上を飛行機が飛び、
この機が石垣に折り返すというので飛行場まで送ってもらい帰途についた。

泡盛・焼酎などはハナタレ、バクダンという蒸留して最初に出てくる
度数の高い部分はECとの協議で43度までと決められている。
与那国島では冠婚葬祭用として80度近くの花酒を使う習慣が
あったので超法規的なはからいで焼酎ではなくスピリッツ類として
今も国内で唯一60度の原酒が認められている。それがこの花酒60度だ。
その許可を受けたのが舞富名の二代目、入波平毅氏。

まいふなとは沖縄の先島地方の方言で親孝行の意、世の多くの人が
この精神を持ち合わせれば未来永劫果報な社会が保たれる、
そんな願いが銘柄に託されている。

与那国舞富名花酒60度12年甕壷

沖縄で泡盛の蔵元を訪ねると甕壺をおいてあり古酒を作っているという。
しかも仏壇の下が貯蔵場所になっている。お祝い事があると開封して振舞う
という。子供が生まれた時に新酒を買い込み、成人になったら一緒に飲むと
いう家庭も多いときいた。

ならば自分もと60度の新酒を4升買い求め、後日宅急便で自宅に送ってもらった。
当時でも一本一万円近くしていた。床下で甕壺に入れて寝かせておいた。
2000年2月と日付を記している。
定年を迎え有志が送別会をしてくれるというので12年ぶりに床下から引っ張り
出して開けてみた。泡盛特有のカラメルを焦がしたような芳香が部屋に広がる。
色は新酒の時のままで透き通っている。
100mlのサンプル瓶を熱湯消毒し、泡盛を杓ですくい詰め替えた。
全部で4升だが半分ほど使った。特製のラベルも作りPP袋に入れ、
このブログのコピーをつけて渡すことにした。

現在の舞富名・花酒60度の10年古酒1800mlの市販価格は25000円なので100mlだと
一本2500円相当になる。皆が驚き、喜ぶ顔を見るのが今から楽しみだ。

池亀 明治乃酒 17年古酒

原料米 山田錦 日本酒度-15 アルコール度16 酸度2.4
米本来の香りと旨味がしっかりと感じられる濃醇な味わい。
昔ながらの日本酒の風情に、懐かしさを感じるという
声をいただくお酒です。美しい山吹色の液体を口に含むと、
スウィートなシェリーのような気品のある香味がふわっと広がる。
とろりとした口当たりと、まろみがある味わいで、日本食によく合います。

このお酒も床下貯蔵17年ものの一つ。濃醇で山吹色だったものが
すっかり濃い色に変りココア色かチョコレート色になっている。

池亀明治乃酒17年古酒

大名漬で小生の後を引き継ぐスタッフが近々送別会をしてくれると
いうのでこの明治乃酒を持ち込むことにしよう。
女性が多い飲み会なので甘口の方が喜ばれるだろうと思う。

池亀は、福岡県久留米市の城島にあり、
城島は兵庫の灘・京都の伏見・広島の西条とならぶ酒どころとして
有名で、筑後川の豊かな水、美しい大粒の筑後米、芳香を放つ日田杉、
愛情こまやかな三潴杜氏の技量、水運の便利さなどの利点に恵まれ、
古くから酒造りが盛んでした。
現在も花の露、杜の蔵、有薫酒造など9つの蔵元が個性あふれる
お酒を醸し続けています。

あさ開 秘蔵吟醸17年古酒

定年を控え有志や職場から送別会をすると言ってくれている。
ただ飲むだけではつまらないので地酒を担当としていた頃に
床下で貯蔵しておいた古酒を宴席で開封することに
決めた。全部で10本ほどあり、その中の一本が
あさ開 秘蔵吟醸だ。

あさ開秘蔵吟醸17年古酒

ラベルには95年製造とある。今から17年前のお酒で
秘蔵吟醸とあるので、22年ものの古酒になる。
当時の価格は5000円なので金利を加算すると一万円の
値打ちはあるだろう。

楽天市場店に加盟していると毎月楽天「DREAM」という
会報が送られてくる。その中に あさ開の源三屋
記事が載っていた。
楽天の日本酒の部門では上位に名を掲げており検討している
ようだ。過去にも紹介記事があり、父の日のプレゼントに
300mlの小瓶を5種類アソートしたギフトで飛躍的に伸びたとあった。
店長の一生懸命な姿に心をうたれる。

名醸倶楽部で日本酒のバイヤーをしていた頃に、有機米で
作った純米酒を数社開発することになって、あさ開にも
商談に行った。その前の日が沖縄出張で温暖な土地、
あさ開に行った時は春先とはいえまだ雪が残っていた。

岩手といえば南部杜氏が生まれたところ。創業者の飯田弟一は
岡山の備中杜氏と岩手の南部杜氏が作る酒質を好んでいた。
長龍が奈良県の広陵町で酒蔵を始めた時も杜氏は南部から
きてもらっていた。
あさ開は、古くから南部杜氏の里として知られた酒どころにあり、
明治4年の創業。豊かな自然に磨かれ、愛すべき人々に
育まれてきました。そして、百三十有余年たった今も酒の里・
岩手を代表するブランド。

主張の際にお会いした杜氏は、2005年度 厚生労働大臣賞「現代の名工」
として表彰された藤尾正彦氏。
南部杜氏の故郷として知られる岩手県紫波郡に生れ、18歳の時に
親戚のつてを頼って千葉県の酒蔵に出稼ぎして以来、半世紀にわたって
酒造りに携わる。全国各地の蔵でその腕を磨き、1984年よりあさ開の
杜氏に就任。
『酒造りは農業。手間暇を惜しんではいけない。』と語り
『常に基本に忠実である事』がモットー。

あさ開受賞歴
2012年 全国新酒鑑評会 金賞受賞(連続21回入賞・内17回金賞)
2010年 全国新酒鑑評会 金賞受賞(連続19回入賞・内16回金賞)
2007年 全国新酒鑑評会 金賞受賞(連続16回入賞・内14回金賞)

都錦 もろみのしずく17年古酒

地酒を担当していた頃に床下に貯蔵していたお酒の
一つが島根の都錦の大吟醸酒もろみのしずく720ml。
ラベルには金賞受賞とあるので全国新酒監評会で金賞を
とったお酒だ。瓶のまま火入れした後に遮光袋に入れて
床下に寝かせてあった。17年ぶりの再会である。

大吟醸なので淡麗なタイプ、この種は色の変化も少なく
古酒にはあまり向かないタイプだが、どの程度変化して
いるか開封するのが楽しみでもある。

都錦 もろみのしずく17年古酒

「酒米として最適な山田錦を35%まで磨き、米の芯だけを
使い手間ひまかけて造り上げたもろみ(酒)を布袋に詰め、
自然に垂れ落ちるしずくを斗瓶に溜め、冷暗所で静かに
寝かせおりが沈殿するのを待ち、上澄みだけを瓶詰めした
酒が ”醪のしずく”であります。」とHPにある。

そのしずく酒の中から出雲杜氏岩成重徳が吟味に吟味を
重ね選定し誰の手にも触らせず瓶詰めも自分ひとりで
行う本当にこだわりの本生大吟醸であります。

都錦との思いでは自然酒だろう。大手のスーパーからの
依頼で有機米を使った純米酒の開発をとのオファーを受け
揺れるYS機で現地へ行ったことがある。

島根には仁多米という新潟米にも匹敵する優良な米の産地で
そこでマルチ農法で有機無農薬米を作る井上さんを取材した。
彼の米を使ったのが都錦の自然酒特別純米720ml。

このラベルに基本デザインは小生がひいた。
漢詩に似たラベルデザインと薄いブルーの瓶を指定して
デザイン会社に試作を上げてもらった中から決定した。

何度か社長の森脇さんとも商談した中で粕取り焼酎の話が
出た。日本酒を搾った後の酒粕を原料に米焼酎を作るという。
実はこの焼酎、島根県の名産品飛び魚を原料とした「あご野焼」の
隠し味に使われているそうだ。何とも興味深い話だった。

その後食品の展示会であご野焼と初めて出会った。ロールケーキの
ような太いかまぼこで当時でも1500円していたが、サンプルで
頂戴した。その多きすぎるサイズと中国フェアなどしなかった
ことから結局仕入れすることはなかったが、催事で見つけたら
次は買うことにしようと決めている。