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ヴァン・コラージュのワインセミナーに感銘

先日夕刊で大きく取り上げられていた、
JR大阪三越伊勢丹の地下2階にある和酒空間
「TASHINAMI」に行ってきた。

このお店は一月を前後半にわけ、様々な銘柄の日本酒と
料理との相性を提案するスペース。当日は土佐鶴の
土佐宇宙酒を取り上げていた。

個人的には、この種のあやかり的なネーミングには
疑問を挟む口なので利用するのをためらって他の売場を
漫然と眺めていたら、撮影で何度か目にした
ナハトマン(Nachtmann)が目に止まった。

眺めていたら、売場の男性からワインの試飲を薦められた。
売場を良く見るとリーデルのグラスが透過光を浴びて
輝いている。

ここは、ヴァン・コラージュと名づけられた、リーデルが
グラスを紹介するアンテナショップだった。

定時に数度開催しているセミナー形式だが私一人でも
すぐに始めますと言ってくれた。
最近リンデンバウム青山高原のコンセプトからワインに
傾注していることもあり話を聞くことにした。

ワインソムリエが直々に説明してくれるという。
懐かしい。30年近く前に受けた利き酒師の
テイスティングの講義を思い出す。

ヴァン・コラージュのワインセミナー

目の前に、足つきの白ワイン用グラス、ソムリエ
シリーズ「ロワール」と赤ワイン用のように大きな
グラス(これも白ワイン用だそうだ)、それに
プラコップの3つが置かれた。

最初に、足つきの白ワイン用グラス「ロワール」に冷やした
白ワインが注がれた。

銘柄は、ラベイユ・ド・フューザル・フラン2010(白)
品種:ソーヴィニヨン・ブラン主体
ボルドー・グラーヴを代表するシャトー・フューザルの
2nd白ワイン。
香草と柑橘類を想わせる魅惑的な香りと爽やかな酸味。
厚みのある果実味と複雑な風味が特長という。
フランスボルドー地区の白ワインとは珍しい。
暑い夏にキリッと冷やして味わうワインの一つ。

ワインの最大の魅力はその香り。マスカットやグレープ
フルーツを連想させる爽やかな香りがこのワインの身上。
ロワールはその香りを確実に捉えてくれる。

大きなグラスに注ぎ入れ、グラスを回すとグラスの
口元あたりで香りがさらに立ち上がり複雑な香りに
変った。最後はプラコップ。香りが消えてしまい
平淡になってしまった。

一通り香りを確認したら、次ぎは口に含んでみる。
足つきグラスから順々に利き比べをしていく。

途中、2種類のチーズとクラッカーが用意される。
タレッジョ (伊/牛/ウォッシュ)とフレッシュ・
ブルビユ (仏/羊/フレッシュ)
この時の器は贅沢にもナハトマンだ。

森ソムリエが、最後に説明してくれたことが印象深い。
グラスの形状で口のすぼめ方や舌の上での広がりが
変ってくるので味わいも違ってくるという。
口の大きなタイプだと自然と舌全体に広がるので
渋みや苦味を感じやすいといい、プラコップだと
下かがみで飲むために味わいが感じにくいという。

この話にも共感できる。先代の会長は日本酒を飲む
器として平たい盃を推奨していた。これだと
息を吸いながらお酒を口に含むので辛酸苦渋すべてが
口中で広がり、口をすぼめるので端で捉える
苦味と渋みがやわらぐと言っていた。

最近すっかりはまっているサンジョベーゼの品種に
合うおすすめのグラスがあるかと聞くと
ブルネロならモンタルチーノという名前がつけられた
大振りのグラス、キャンティならこちらの小さい方の
グラスと違った形状のグラスをすすめてくれた。

酔いも手伝ってそれぞれ一個づつ勢いで買ってしまった。
会計の際に試飲料金は半額割引してくれたサービスも
うれしい。
リンデンバウム青山高原でも来客に同じ形式で
講釈したいと思っている。

それにしてもソムリエを雇い入れ有料ながら
テェイスティングセミナーを行うという非常にコストが
かかることをやるリーデルという会社の懐の深さに
感銘した。

次ぎは赤ワインでもう一度講義を受けてみたい。
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