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徳島県 炎天下での白瓜の収穫

  • Day:2012.07.27 21:00
  • Cat:商い
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」

この有名なフレーズは徳島の阿波踊りを指したもの。
お盆の頃の徳島は阿波踊り一色に染まります。

そんな徳島の名物には、藍染め、鳴門金時、阿波の
和三盆糖など数多くありますが、奈良漬け原料の
白瓜の栽培が「全国一」だということを知らない人が
以外に多いようです。

初夏の市場を彩る野菜の一つ「瓜」は軽く塩をして
糠漬けにすると、太陽の青々とした香りが食卓に
伝わってきます。

今から千年以上昔の奈良時代にすでに奈良漬けの
前身の粕漬けがあったといわれています。
奈良漬け用の瓜は昔は奈良で栽培されていましたが、
今では徳島にすっかりその座を明け渡した格好に
なっています。徳島では、古くは藍や蚕などが主な
産業でしたが、戦後は沢庵用の大根を作るように
なりました。その後戦争で途切れていた白瓜が
食生活の高級化の波に乗り栽培が広がっていきました。

もともと沢庵の塩漬けを行うためのタンク施設が
白瓜の加工にも転用できたこともプラスの要因と
なったようです。

徳島炎天下での白瓜の収穫作業

大歩危、小歩危の景勝地から西へ西へと徳島を
横断する吉野川は河口近くで沖積層となり肥沃で
水はけの良い土壌を作り出しています。

この土地が白瓜の栽培に適しており反あたりの
収穫量は奈良の2倍を超えるまでになりました。

その後も灘地方の酒造家が吉野川の流域に工場を
構えるようになり白瓜の栽培はもとより、奈良漬けの
加工においても日本一となったわけです。

白瓜以外ではシマウリなどもありますが、
奈良漬けの原料としてはシロウリが最も良いと
言われています。

理由としては果肉が2cmほどと厚く、しまった
肉質とカリカリとした歯切れの良さが好まれるからです。
取れたての青々としたシロウリの浅漬けを召し上がった
方にはおわかりの通り瓜そのものは硬いだけで
甘みはなく、青い香りと歯応えを楽しむものです。

白瓜は一年近く数回にわたり酒粕に付け替えることで、
塩漬けした塩分が薄れ酒粕の栄養分を瓜の中に蓄えて
独特の芳香とべっ甲色の奈良漬と変化していきます。
当社の奈良漬けの瓜は徳島県の吉野川沿いの篤農家に
栽培をお願いし、彼らの熱い思いの中で育て上げた
白瓜を、さらに厳選して使用しております。
ですので肉厚、歯ごたえともこれに勝るものはございません。
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